証券業務に携わったことのある方にうかがいます

Question

証券業務に携わったことのある方にうかがいます証券会社から内定を頂いたものです。
配属は個人営業です。

インターネット等の情報媒体より内定先に入社することに
不安ができたので以下２点、質問致します

①個人営業を行うことでしか身に着かない専門性や経験はあるのか
②個人営業から他部門(法人営業や法務、経理など)への異動や転職はどの程度行われているのか

個人的な(大変失礼な)意見を申し上げますと、①に関しては何もないと考えています。多くの企業の中途採用における募集条件に法人営業経験３年や経理経験５年などといった記載はなかったからです。また、個人営業経験者歓迎といった記載は見つけられませんでした。
これらから察するに(②に関してですが)個人営業から他部門への異動は非常に困難であるという結論に至りました。個人営業の主業務は新規開拓だと聞きます。肉体的にも精神的にも負荷のかかる業務と思います。はたして、４０代や５０代になってまで個人営業を続けられるのでしょうか。

証券業務に従事されている方には失礼極まりない意見で申し訳ございません。
ただ、こちらとしても人生の岐路における場面ですので慎重にならざるえませんでした。

以上２点の質問、ご協力の程よろしくお願いします。

Answer 1

1.
リテールにはリテールのお作法があり、ホールセールにはホールセールのお作法があります。そういう意味では、リテール分野での高い専門性や豊富な経験は、リテール分野では高い評価を得られるでしょう。

2.
リテールからホールセール、またその逆の異動はそれほど頻繁には行われないように認識しています。法務、経理といったバックオフィス系との行き来は尚更です。リテールを踏み台に、他の業務へステップアップしていくためには、ご自身の努力と実績が必要不可欠でしょう。（新卒で銀行員のような総合職なら、ローテーションとして日常的に行われているかもしれませんが）

尚、厳しい指摘になるかもしれませんが、ご自身の考えについては認識不足です。
まず新規開拓はどちらにもあり、プライマリにしてもセカンダリにしても、ホールセールの新規だって大変です。負荷という意味では、単純に扱う金額の大きさから、むしろ法人相手のほうがえげつないくらいかもしれません。
また、リテールとホールセールではお作法が違うといった背景には、そもそもリテールはセミプロからアマチュアまで顧客層が大変幅広く、つれて提供する商品もそれぞれで異なるから、という部分もあります。
相手によって最適な商品を考える行動は個人相手のコンサルティングに近く、そうすると必要に応じて保険なんかも含めたファイナンシャルプランニングの腕も求められ、富裕層相手のプライベートバンカーであれば、運用方面にも片足を突っ込んだお仕事になるわけです。（お気づきのように、これらの業務は単なる新規開拓ではありません）
斯様に奥が深い仕事ですから、真価を発揮するのは40代、50代ということもできるでしょう。実際、お年寄りの多い富裕層ですから、そこに孫みたいな年代のお子ちゃまが突撃したって戦果が上がるわけのないことは容易に想像できるかと。

もちろん実態は数字重視で、騙し討ちや回転売買スレスレのほとんど真っ黒な営業手法を求められることも少なくないとは思いますが、それでもリテールの本質については見誤らないようにしてもらいたいなと思います。将来担当するお客様のためにも。
ご参考まで。

Answer 2

①とりあえず金融知識はあります。また、地を這うような営業で身に付けた強さも…笑
②私の勤め先は、リテールからホールやアナリストや運用担当にもなれます。私もリテールからスタッフ業務に異動しました。

ただ、我慢と努力ができないなら考え直した方がいいかもしれません。１年で異動する人もいますが、10年かかる人もいるし、異動できない人も。自らの希望を叶えるには、それなりの成績も必要です。
『やりたいことが…』と文句ばかりでウダツの上がらない社員になる位なら最初から別の仕事を選ぶ方が賢いと思います。

Answer 3

中途採用に限った話ですが、あなたはリテール営業で採用になったので、働く場所はそこだけだと考えたほうがいいでしょう。
例示された法人営業や法務、経理の戦力を補強したいなら、そこの経験者を採用すればいいのですから。
中途採用とはそういうものです。

Answer 4

個人向け営業であれ、法人向け営業であれ、営業の本質は全く変わりません。個人向け営業でさえ満足な成果をあげられないのであれば、法人向け営業でまともな成果をあげられるはずがないのです。法人向け営業であっても、新規開拓はあります。今必要なことは初歩の初歩として、営業のイロハを学ぶことでしょう。個人向け営業でめざましい成果をあげられることができれば、自然に環境は変わってきます。何にも成果をあげたことのない人間に、会社は重要な仕事を任せるはずがないのは当然です。