簿記検定について。 簿記の資格を取ろうと思うのですが、日商などいくつか種類があり違いがよくわかりません。就職活動をする…

Question

簿記検定について。
簿記の資格を取ろうと思うのですが、日商などいくつか種類があり違いがよくわかりません。就職活動をする際に必要だと思うのはどの種類でしょうか？
独学で資格を取りたいのですがどのような勉強法で、どのようなﾃｷｽﾄを選べばよいのですか？
全くの無知なので何かｱﾄﾞﾊﾞｲｽをよろしくお願いします！

Answer 1

就職に有利だったり受験資格に日商簿記２級以上（または同程度の知識）と明記されている場合もあります。民間企業では簿記２級まで取っておけば十分です。
さらにその先、税理士、公認会計士、またその業界の事務所に就職を目指すならば日商簿記１級を勉強しておいた方がよいでしょう。

大学商学部経済・経営学科、商業高校出身でなくても、まったく心配無用です。簿記に関して今まで勉強したことがなくても、まったくの素人でも独学で２級までは取れます。ただ、経済的、時間的余裕があれば、大手専門学校の簿記講座で実際に講義を受講されたほうがいいと思いますが。

初心者向け（独学勉強向け）に私の経験から、以下のテキスト・問題集を推薦します。文字が大きく読みやすく、誰でもわかりやすい内容のテキストで巻末に理解度チェクのための問題も載せてあります。最近はネット対応の問題集がかなりあり便利になっています。TAC出版の問題集では、解答用紙（白紙）が何度でもダウンロード・印刷出来るので重宝しました。あくまで参考ですので、店頭に足を運んで自分に一番合うものを見つけてください。

『スッキリわかる日商簿記２級商業簿記』（TAC出版）滝澤ななみ著
『スッキリわかる日商簿記２級工業簿記』（TAC出版）滝澤ななみ著
『日商簿記２級商業簿記１２０％完全合格自習テキスト』（とりい書房）
『日商簿記２級工業簿記１２０％完全合格自習テキスト』（とりい書房）
『日商簿記２級出題パターンでマスター過去問題集』（TAC出版）
『日商簿記２級問題演習』（TAC出版）滝澤ななみ著

まだ店頭にありませんが直前予想問題集もあります。これは本当に直前（１ヶ月ぐらい前）に発売されます。２０１０年６月１３日試験対応
『日商簿記２級第１２５回をあてるTAC直前予想』（TAC出版）
『日商簿記２級第１２５回試験予想ラストスパート模試３＋１』（ネットスクール出版）
『第１２５回はこれが出る！直前想定問題集日商簿記２級』（税務経理協会編）

簿記は「仕訳」が重要です。仕訳のみの問題集を紹介しておきます。
『この１冊で完全マスター日商簿記２級仕訳問題集』（大原簿記学校・大原出版）
『日商簿記２級これだけ仕訳マスター』（TAC出版）
『どんどん解ける日商簿記仕訳ドリル２級』（DAI-X出版）

なお、不合格になった場合の２回目以降テキスト（前回の総合得点が21点以上50点未満）として良いものは、
『リベンジBOOK日商簿記２級復習ガイド』（とりい書房）
『リベンジBOOK日商簿記２級テキスト』（とりい書房）

２級合格するには、２ヶ月あれば十分です。ただし、他のやりたいことを全部犠牲にして２ヶ月間勉強付けですけど。また、あまり準備（勉強）期間が長いと自分自身のモチベーションを維持するのが難しかったです。
３級の知識がある（３級合格者）のでしたら、今すぐ独学でも間に合います。まだ３級も勉強したことがないまったくの初心者でしたら、２級は範囲が広いので、まずは３級から始めてください。２級商業では特殊な仕分けが多く、工業簿記で満点取れるレベルまで持っていかないと合格点に達しません。３級と２級同時受験も可能（試験時間が午前と午後）ですが、的を１本に絞った方が確実です。どっちにしてもまだ間に合いますので、目標に向かってあきらめずに頑張ってください。

Answer 2

日商簿記、全経簿記、全商簿記とありますが、一般的に簿記といえば日商簿記なので、受験するなら日商簿記を受けるのがよいでしょう。簿記が初めてなら簿記３級からはじめるのが無難です。

３級であればいろいろな出版社から出ているので、自分に合うのを実際に本屋で見てから選んだほうがいいです。人によって絵や図が多いほうがいい人や、文字が多くても詳しく説明しているほうがいい人もいるので。