塾講師（正社員）の将来について

Question

塾講師（正社員）の将来について私にはこの春から社会人になる彼氏がいます。今のところ、将来は結婚を考えています。
そこで質問なのですが、塾講師は４０代～５０代くらいになるとどのような仕事をするのでしょうか？
学習塾の講師というのは若い人が多い気がします。
人事などになるにしても、全員がなれるわけでは無いように思います。
彼の第一志望だった企業なのですが、県内ではそこそこ有名ですが全国的にはあまり有名ではないような塾なのでちょっと心配です。売り上げは９億強くらいらしいです。
塾講師は厳しくて経営などの能力がないと５０代くらいでクビになったりするという話も聞きました。
他の一般的なサラリーマンと比べて給料の伸びなども気になります。
勤務時間が夜になるのや休みが少ないというのは仕方ないと思っていますが、悪い条件ばかりだと不安です。

実際のところどうなのでしょうか？

Answer 1

私は大手進学塾に勤めていました。私の会社を例にあげて説明すると・・・

まず、現場（教室）の社員と本社の社員は別ものでした。

現場社員は講師と営業にわかれていました。塾は生徒が来るのが基本16時～22時なので、とにかく帰りが遅い。
講習会だなんだとろくに休みもとれず、最悪な環境でした。そのせいか、現場は独身の男性が多かったです。
家庭を持っている人は勤務時間、条件などがあわず、辞めていく人も多かったです。
辞めていった妻子持ちの方が辞める時に、「奥さんが生活が合わないから辞めろってうるさくてさ～、まあ、子供の起きてる姿もろくに見れないし～」
なんておっしゃってました。
給与は教室の売上によって左右される面があり、売上や生徒数が多いときはいいのですが、ノルマを達成できないと、減給されていました。

本社の社員は経理、人事、総務などですが現場を経験してきた人間ではありません。
若い頃現場で講師・・・というわけではなく、もともと本社採用の人間でした。
現場に比べてとても穏やかな毎日で10時出勤18時退社。ＮＯ残業などといったスローガンなどあったりで、平和でした。
給与もなにも左右されることなく安定していました。

うちの会社に限ってかもしてませんが、現場の社員が年をとったら本社へ・・・という制度はありませんでした。本社には本社で育てている人間がいるわけですから。
現場社員はずっと現場です。現場社員でも営業もやるのであれば、給与も期待できるくらいいくかもしれません。

ちなみに彼氏さんは講師のみなのでしょうか？教室運営、営業はやらないのですか？
そこでまた将来的なものも違ってくるかもしれません。

講師のみなら、給与もさほど上がらないと思います。ＤＶＤになったりする人気講師なら話は別ですが・・・。
営業もするなら将来、教室長やエリア部長などもあるかもしれないですね。でも現場社員ではここまでが限界です。
本社の人間はもっと上にあがります。

あと学歴は、現場社員（営業）→日東駒専レベル、現場社員（講師のみ）→早慶レベル、本社社員→早慶、ＭＡＲＣＨレベルでした。

本人次第のところもあると思いますが、例えば、本人が講師しかやりたくないのであれば昇給なども限界があるとおもいますが、
営業や運営も積極的にやるのであれば、上司に認めてもらえたりするでしょうね。

私の知っている講師だけしかやらない社員は４２歳で月給３０万くらいでした。そのかわり、奥さんが国家公務員のキャリアでバリバリ働いていました。
だから好きなことだけやっていられるのか・・・と納得でした。

きっと不安も多いと思いますが、今は彼がどのように仕事していくのか見守ってあげるのが一番だと思います。
何年かすると、自分の方向性を見出すと思いますよ。それから二人でいろいろ考えてみるのはどうでしょうか？

いろいろお話しましたが、私の主人も２４歳塾講師です。学生のころからやっていてもう５年近くなりますが、夜帰りがおそくて、
ごはんも遅いし、私の生活リズムもくずれて、ストレスもたまり、何度も喧嘩しました。
でも、私も同業者だったのでなんとか理解し、現在に至ります。
やっぱり、主人には好きな仕事で毎日生き生きしていてもらいたいので。
そして、来年、自分で塾を開業する予定です。

あなたもぜひ理解し、彼を支えてあげてください。
まだ若いし、これからいろいろ経験することによって考え方もいろいろ変わってくると思いますよ。

Answer 2

大手塾だと管理職のポストも色々あります（校舎責任者・教務指導職・ブロック管理・部長職・本社管理職・人事など）が、そうでなければ難しいと思います。

そもそも塾講師は離職率が高く、「三年いればベテラン」といった感じです。

塾講師を止めて、他の塾で「プロの時間講師」をする人もいますが、ボーナスはありませんし、妻子を養うとなるとよっぽどの実力や経歴がないと難しいでしょう。

経営に明るい人や資金が潤沢にある人は独立して塾を開業する場合もありますが、ほとんどが全く別の職につくことになるようです。

また勤務状態はかなり悪いです。
早朝から深夜まで休憩なしで仕事、１ヶ月以上休みなしなんてザラですし、サービス残業は当然、授業自体よりも事務系の業務や保護者対応、入塾数や講習受講率、合格率などの数字に追われることがほとんどです。
よっぽどの情熱がなければ続けられません。

お給料の伸びはその人の実力次第です。
某大手塾の有名講師は20代後半で同年代の同僚と「国産の新車一台分」くらいの差があるそうです。

しかし今の時代、どんな企業でも先は見えませんしリストラの恐れも充分ありますから、どこに就職しようと本人次第ではないでしょうか？

それにしてもここで質問して不安材料が増えた場合、彼に「将来が不安だから別の仕事にして」って言うんですか？
それともお別れするのかな？

Answer 3

塾によって様々ですが、離職率は高いです。
給料も塾によりますが、私のところでは公務員より少し高いぐらいです。休日は年110日ほどですが、塾によっては100日を切るところもあるそうです。

正直塾講師の勤務環境は良くありません。