合格率は全くあてになりませんよ。 ちなみに1位は愛知学院で、100%です。(既習者出身) では愛知学院に入学した人の100%が合格するのかと言えばもちろん違います。 何十人といる院生の中で卒業して法務博士を得たのが何人かで、 その中で受け控えせずに受験したのが1人で、 その法務博士が卒業後5年以内に1人受かっただけです。 ですからニュースで発表されている合格率は意味がありません。 一応載せておくと、 一橋 62.9% 東大 55.5% 京大 50.3% などです。(既習未修含めた受験者数に対する合格率) 全国平均は20.9%です。(既習未修含めた司法試験出願者に対する合格率) つまり、法務博士が卒業後5年がかりで受けても約8割が落ちます。 上記の計算では大学院卒業後5年以内に受かった人まで含めた数字なので、 入学後8年経って受かった人も含まれてしまいます。 よって大学院入学後3年か4年以内(最短)で合格する確率となるとまた計算方法も違ってきますし、 出願はしたけど受けなかった人を含めたらもっと低くなります。 しかも貴重な受験回数の3回のうち1回を使わないといけないので勝算がある人だけが受けます。 実際に去年も、出願はしたけど直前になって受け控えをしたという人が約2400人もいました。 ですからこれらを考慮に入れると合格率はもっと下がります。 それにそもそも大学院を卒業できなかったり留年・中退する人も大勢います。 ですから司法試験に強い大学院を探そうと思えばせめて、大学院入学者数に対する合格者数の割合を見るとよいと思います。(それから絶対的な人数も重要ですが。) ということで今から弁護士になろうと思って適性試験を受けた場合、 無事入学できて3年または4年後(最短)に合格出来る確率を計算してみると 今や7.4%です。 それに既習者は入学前に10年間予備校で勉強して来た人もいるので、 大学院の授業やカリキュラムの影響を受けやすい未修希望者のみで計算すると実質3.44%です。 5%を切ってます。 今では定員が25人程度の大学院もありますが 例えば上位約8%というとそのうちたった2人だけです。 つまり、法科大学院に入学できた25人のうち23人が落ちます。 この様に、データは詳しく分析しないと正しい判断が出来なくなりますから注意が必要です。 (ちなみに上記の計算で京大未修出身者の合格率は約25%になります。) 結論ですが、司法試験に強い大学院を探そうと思えば単純な合格率ではなく、 卒業率や出願者に対する受験者数をも考慮に入れた実質的な合格率を計算し、 合格者数や未修者の成績、入学者の実力なども考慮に入れて、総合的に判断すべきかと思います。 そうなると結局は、東大、京大、一橋、神大、あたりでしょうかね。 これらに合格すると司法試験にぐっと近づくかなと思います。 ですが最終的な目標が司法試験である以上、 よほど合格率が低い所は別ですがどこでも合格者はいますので、 結局最後は自分との戦いになると思いますよ。
なるほど:2
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