柔道整復師は医師になるほどの能力がない人がなるのですか？

Question

柔道整復師は医師になるほどの能力がない人がなるのですか？

Answer 1

柔道整復師は、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷などを扱う専門職です。
伝統医療の一つで、整形外科が少ないころには地域医療の一角を担っていました。
柔道整復師のなかにも非常に優秀な方はいらっしゃいますが、ご存じのとおり資格取得は医学部ほどむずかしくはありません。
たとえば、法律の世界でも弁護士や検事などが有名ですが、行政書士や司法書士などその他の資格者も多く、業務範囲が定められています。これら資格には業務範囲に違いはありますが、実は優劣はないのです。この資格の人が偉いから正しいということはないです。まあ、現実は、正しいことをしていて、その中で、業務範囲が決められているので、業務の範囲の広い資格者が、上級資格のように扱われています。
日本の中では、医師しか医療はできません。そしてその中から特定の業務範囲を解除された人が、医療系の資格者たちです。柔道整復もその中の一つになります。ただ、成り立ちの歴史から、独立開業権があり、リハビリの部門も担っていた時代があるので、病院で勤務している人もいます。
柔道整復師で優秀な方は、医学博士を持っていたり、大学の教授職の方もいらっしゃいます。また、他の職種でも医学部に合格していたけれど、鍼灸師になりたくて鍼灸学科にきたひとや、医学部を中退して、理学療法学科に転科された人もいます。
柔道整復師は、ある程度の知識や、技術をもっています。ただ、医師と比較する問題ではないと思いますが・・・・。
ちなみに私は、柔道整復師ですが、高校卒業時は全く医療に興味なかったのですが、社会人になってから柔道整復師や鍼灸師の業務に興味があり、この業界に入りました。今の業務は、楽しく、また充実していますが、特に医師をめざそうとかなりたいと思ったことはないので・・・。まあ、中には、医師になりたいと思っていたというひともいないわけではないと思います。

Answer 2

学力面で言うと、医学部入試・医師国家試験に合格できる人はほぼ柔道整復師にもなれると思います。柔道整復師になれる学力があっても多くの人は医学部合格が難しいので、必ずしもなれるわけではないです。私立の医学部に関しては学費の面で難しいこともあるでしょう。また、医学部に入れる学力がなくても、柔道整復師になるとは限りません。他の職種を選ぶ人の方が多いでしょう。学力以外に関しては人それぞれで、性格などいろいろな要素があるので分かりません。

現在柔道整復師は急増していて、臨床能力の全くない人も増えていることは間違いないでしょう。臨床トレーニングができる環境も不十分ですし。私も柔道整復師免許持ってますが、柔整の仕事をしてないので臨床能力なんてありません。

ちなみに、今私は国立大の医学部行ってます。経験的にですが、柔道整復の専門学校のやつらと医学部医学科のやつらの能力を比べたら天と地の差があります。学力では比較になりません。

でも、別に柔道整復師を馬鹿にしてるわけではありませんので悪しからず。まあ、アホもいますけど、そもそも医師と柔道整復師を能力で比べてもしょうがないです。柔道整復師で食べていくならそれでいいし、医師なら（私は医師免許取ったら医師として仕事するつもりですが）、お医者さんやればいいと思います。社会的な事情をお知りになりたいのでしたら、質問の内容を変えてみてはどうでしょうか。

Answer 3

柔道整復師になるために通うのは専門学校のことが多く(短大・大学もありますが)、正直なところ医学部を目指すような学力レベルではないように思います。センター試験を受けたことすらない方も大勢いるそうです。
もちろん、医療に関わりたいという想いを持たれて勉強されたわけですから、チラッとなら考えたことがないわけではないでしょうが、現実には「医師になれなかったから柔道整復師になる」という人は極めて稀だと思います。
そういう方は看護師・理学療法士・作業療法士になられるのではないでしょうか。