僕は昭和の終わりから放射線技師をしていますが、「需要が高くなっている」は嘘ですね。 明らかに求人は減っています。但し、新卒にはあまり関係ない分野かな。 30年以上前から需要(求人)が減っているのは、小さめのクリニックです。 近年ではクリニック需要は整形外科分野がほとんどですが、昔は内科分野なとでも募集がありました。 当時は、レントゲンがアナログだったので、近年とは比べものにならないくらい「検査の失敗」が多かったのです。 今のデジカメは自動露出がほとんどですが、昔のカメラは、シャッター速度、絞り、フォーカスのすべてが撮影者の感覚(経験)次第でした。 フイルム感度はISO100だから、今の明るさならシャッター速度1/250、絞りF8ってとこか、と毎回調節していました。 レントゲン撮影にも同じようなことが言えて、昔は経験が浅いと失敗だらけ。今はバカチゃンで新卒でも失敗はほぼしません。 そんなわけで、患者数が多くて流行っているクリニックは再撮影の手間を省くためにも、診療分野に関係なく求人がありました。 それがデジタル化の波と共に減ったのです。 そういう所で働いていたのは、主に40代以降のベテラン技師です。病院勤務が肉体的にキツくなって、小さなクリニックなんかで楽をして働くことを選んでいました。 当時の待遇は今の倍くらいはありました。月給30万円以上、賞与年2回(何ヶ月分かは不明)。年収で言えば400万円以上は探せば簡単に見つかりました。 だから、大病院のベテラン技師の一部はそういう所に流れて、そこに大病院欠員が出来るから新卒採用が発生するという流れもありました。 今は待遇面でクリニックは悪すぎるので、ベテラン勢は歯を食いしばって定年まで大病院にしがみつくのです。 あと、技師数が増えているのも本当です。 昭和の終わりの国家資格合格者数は1000人を超えたくらい。近年は3000人突破目前です。 それだけの人数が「限られたパイ(求人)」を奪い合うのだから、競争激化もやむ無しですよね。 新卒就職難の主な原因はこっちです。 30〜40年前と近年の「日本の病院数」を調べてみなさい。おそらく減っていますよ。 これから先の未来は日本人人口減少の煽りで病院数激減は間違いありません。 潰れる地方の病院は増え、医療職はサバイバルです。
そうだね:1
今月号の技師会誌には求人載ってなかったな。 地元の病院のホームページ見て求人あるか見てみればいいんじゃないかな。出すタイミングもあるから、ある程度の期間で。
低学歴は就職が難しいと言うのが正しいです。最近私大や専門学校が増えてきましたので、それらの人たちは就職ができないんだと思いますが、国公立や上位私立はまず大丈夫です。
< 質問に関する求人 >
放射線技師(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る