解決済み
第161回日商簿記1級の会計学、第3問、問2の(3) 最終の問題についての質問です。 アップストリームで△2,000ドルの未実現利益(法調△600ドル)が生じていますが、為調を求める際にはこの未実現利益は考慮しません。 アップストリームの未実現利益は本来であれば、子会社のタイムテーブルに組み込んで計算をします。 しかし、この問題は向売上の換算レートとARの違いがあるため、未実現利益はタイムテーブルの外で求めて、その数値を調整して非持を求めています。 そこで質問ですが、答えとしては為調を求める際は、未実現利益についてはなにも考慮していませんが、もし、未実現利益をタイムテーブルに組み込むと為調も変わってしまうと思うのです。 本来タイムテーブルに組み込まれる未実現利益を為調に影響させないのか、理論的にすっきりしません。 理解が浅いため分かりづらい質問になってしまっていることは十分承知しているのですが、私の絡まっている思考を読み解けるような遥か高みにおられる方がいらっしゃいましたらご教授いただけますでしょうか。
改めて自分で読んで意味不明でした。 本来タイムテーブルに組み込まれる未実現利益を為調に影響させないのか、理論的にすっきりしません。 ↓ 向売上のレートで求めた未実現利益をタイムテーブルに入れて計算すべきだと思うのですが、入れないのはなぜでしょうか? また、タイムテーブルの外で計算したとしても、為調も非持の様に、未実現利益の影響を別途調整する必要があるのではないかと思っています。 向売上のレートの未実現利益が利益剰余金に影響し、ひいては子会社の純資産合計にも影響しますし、最終的には子会社の純資産合計は期末CR換算される訳ですから。。。
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簿記1級の会計学における未実現利益の扱いは非常に細かく、複雑です。以下、理論的な視点と現行の実務に基づいて解説いたします。 1. タイムテーブルに未実現利益を入れない理由 タイムテーブル(連結財務諸表作成におけるスケジュール表)でアップストリームの未実現利益を直接考慮しない理由は、未実現利益は連結上の調整項目であるため、為替換算調整(為調)とは異なる位置づけで処理されるからです。未実現利益は、連結上で消去されるべき利益であり、未実現の時点で換算レートを設定しないことで、非現実的な利益認識を避けることができます。 2. タイムテーブル外で未実現利益を計算する理由 タイムテーブルの外で未実現利益を計算する際、向売上のレート(通常、取引時のレート)で計算されます。これにより、実際に未実現利益が発生した時点の経済実態を反映させることが可能です。このレートでの計算によって、当該利益の非持分部分(子会社の持分に該当しない部分)を合理的に算出できます。 3. 為替換算調整に未実現利益を影響させない理由 アップストリームの未実現利益は子会社が親会社に対して販売したものであるため、為替換算調整に影響させる必要はありません。為替換算調整は、期末における財務諸表の換算において、純資産の動きを反映するものであり、未実現利益のように取引時点で生じた特定の利益とは異なります。タイムテーブルに組み込んでしまうと、為替変動が利益に直接的に影響することになり、不自然な利益計上が発生してしまいます。 4. 未実現利益の調整と子会社の純資産への影響 最終的に子会社の純資産合計に未実現利益が影響し、それが期末の為替レートで換算されることにより、子会社の純資産に反映されます。この時点で非持分への調整が行われるため、タイムテーブルの外で未実現利益を計算し、期末の為替レートによる換算を行う形が採られています。 このようにすることで、利益の認識時点や為替影響の位置づけが明確になり、理論的に整合性が保たれます。この流れが理論的にも実務上も採用される背景です。
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