ハローワーク(ハロワ)の公開求人は、 ・全て公開 ・ハロワ求職者に限定して公開 …に分かれます。 「ハロワ求職者に限定」は全体の10%程度ですが、会社がこちらを選択する最大の理由は「迷惑電話の抑制」です。 「全て公開」の求人は、求職者だけでなく、人材派遣会社や求人広告会社がロボット検索でチェックして、その会社に営業電話をガンガンかけるのですが、その電話が迷惑電話レベルなのです。 実際に、電話受付の事務員がノイローゼになったり、零細企業の社長の仕事を邪魔しまくるなどの被害は、私も仕事柄さんざん聞かされました。 それでも、人手不足が著しい業界の会社は「多少の迷惑電話は仕方ない」と我慢して「全て公開」にするのですが、最近は「さすがに我慢できん」と制限をかけるケースが増えている感があります。 それよりもさらに酷いのが、詐欺まがいの電話です。 例えば「ウチの求人広告はハロワと同じように無料掲載」と謳っておいて、翌々月から常識外れのバカ高い掲載料を要求する手口です。 重要な点は契約書に小さい字で目立たないように記載するので、ギリギリ違法ではないものの、完全な悪徳業者(真のブラック)といえます。 「ハロワ求職者に限定」なら、そうした迷惑電話をほぼ完全にシャットアウトできるのですが、もちろん応募者は減るでしょう。 ハロワ求人を出す会社が、人材確保と迷惑電話対策のどちらを優先するのか(迷惑電話の被害程度)に尽きるといえます。 ちなみに、ハロワ窓口で求職登録を行う時にもらう受付票に「求職番号」が書かれており、この番号をハローワークインターネットサービスの「求人情報検索」に入力すると「ハロワ求職者に限定」の求人も見ることができます。 ただしこの求職番号は、ハロワ窓口を利用しない期間が2か月以上で「番号無効」となるので、無効の求職番号を有効化するにはハロワへ行く必要があります。
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