高校生でも、適切な対策をしっかりと進めれば合格可能です。 「初級」という枠を「都道府県庁や政令市の高卒程度」と狭くとらえるか… それにプラスして、政令市以外の市や町村を含めた「高卒程度相当の試験全体」と広くとらえるか… このあたりでも差があるかもしれません。 しかし、広く捉えようとしても「年齢別データは大規模自治体でも公表していない可能性がある」ものです。 中規模や小規模の団体では、公表データを得られる可能性が低いので、「狭くとらえた場合」を例示しますが… 全国47都道府県のうち、公式Webページに行政職の職員数が掲載されている25の府県を過去6年分(2018年~2023年)調べたところ、5年間での職員増加数は18歳(=現役高校3年生)…2,394名・19歳…877名・20歳…1,065名・21歳…407名でした。 この数字は退職者の影響を考慮できていません。 しかし、例えば「18歳での採用者が20歳の採用者に逆転されている」とすれば… 「18歳の採用者が、採用1年目には1人も辞めず、採用2年目に1,330名退職した」等の「非常に特異な状況が生じている」ことになるので、逆転は考えにくいものです。 その傾向は、私の住む県内自治体(年齢別の採用者人数を公表している自治体は無い)の合否結果を見た感覚も同様ですし… 「年齢毎の合格率を算定できるデータ」を公表している珍しい自治体では、18歳の合格率約26%・19歳約12%・20歳約17%・21歳約12%も「同じ傾向」を示しています(2020~2022年度の実績)。 ただ、上記25府県庁の話に戻ると… 18歳が最大なのは20団体、19歳は4団体、20歳は1団体、21歳は無し(0団体)となっているので… 中には「高校新卒よりも、1~2歳年齢が進んだ採用者が多い自治体もある」ということになります。 まぁ、「自治体次第・年度次第」な前提がある中で、合否を分ける最大の要素は「本人次第」なのは間違いないです。 本気で目指しているなら、頑張ってください。 もちろん、筆記試験以外にも課される試験がありますから、その対策も。 …特に、地方公務員は面接重視の傾向が強く、市町村ではその傾向が顕著だと言われますので、面接対策も忘れずに。
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