多数の意見お願います。 私は病院薬剤師を目指している薬学部１年生の者です。最近、薬剤師は本当に必要とされているのか考える…

Question

多数の意見お願います。
私は病院薬剤師を目指している薬学部１年生の者です。最近、薬剤師は本当に必要とされているのか考えるようになりました。日本では外国と違い薬剤師は必要でないと考える人が多いみたいで少し悲しくなります。そこで皆さんは薬剤師についてどう考えてますか？一般の方から医療関係者の方までいろいろな意見お願いします。

Answer 1

薬剤師の仕事は、医療を縁の下から支えるような地味な仕事です。医師や看護師に比べて、一般の方から仕事内容が見えにくいものです。そのために、何やっているのか分からない＝別に要らない人と考えられてしまうこともあります。特に病院や薬局に行く機会の少ない若い方は、イメージしにくいのではないでしょうか。薬学以外の道に進んだ同級生に薬剤師の仕事を訊ねてみると分かります。多分「よく分からない」って答える子が結構いるはず。

今現在、薬剤師の仕事はまだまだ発展途上です。しかし、病院でも薬局でも、少しずつ仕事が複雑化・高度化しています。これは、薬剤師自身がより良い仕事に取り組もうと努力していることと、そういった仕事を薬剤師に任せようという他の医療従事者からの信頼の証でもあります。

ぜひ覚えておいて欲しい。「他の医療従事者や一般の方々からの信頼や評価、そして薬剤師の職能は、何もないところに初めから浮かんでいるものではない」と。

薬剤師自身が築いていくものなんです。あなたが薬剤師になったとき、きっと医師や看護師や患者さんから、薬について色々と意見を求められることのなるでしょう。これは、先輩薬剤師がコツコツ築いてきた「そのことを薬剤師に聞けば分かるはず・・」という信頼関係があるからです。そして、あなた自身が、薬剤師としての信頼を積み重ねる仕事に加わるのです。薬剤師として治療に関与することで、医療の底上げをしましょう。

今現在、信頼されていないこと、大した権限がなくて歯がゆい思いをしているために、自嘲気味に薬剤師は何もできないと言う方もいますが、一昔前は、疑義紹介ひとつすることすら、大変な時代もありました。その当時より、薬剤師の職能は拡大しているはずです。先生には言いにくいから・・と真っ先に薬剤師に相談してくる患者さんもいらっしゃいます。信頼は、人間関係と同じです。初めから存在するものではなく、自分で築いていくもの。

薬剤師になったあなたと、共に働ける日を楽しみにしています。