52歳女性です。子育ても落ち着きつつあるので無謀ですが以前から化粧品の販売員をやってみたく求人に応募したいと考えています…

Question

52歳女性です。子育ても落ち着きつつあるので無謀ですが以前から化粧品の販売員をやってみたく求人に応募したいと考えています。
現在、介護施設で働いています。
挑戦しても大丈夫でしょうか?

Answer 1

受ける分には構わないと思います。
採用されるかはわかりませんが。

否定的な出だしになっているのには、理由があります。
化粧品に限りませんが、販売員には売上ノルマが必ずあります。
企業は「ノルマはない、無理のない目標を設定している」なんていうことを言いますが、嘘だと思っていいです。
最初から目標は先輩と同じ数字ですし、小売業において目標は必達なので、できなければ上からうるさく言われ、年下の上司に叱られる毎日になります。
ショッピングモールやホームセンターにも、店にノルマがあります。
予算と呼びますが、同じことです。
最近、店頭に店員が少ないと思いませんか？
安売りをしているので、人員に割く予算を削らないと、売上予算が達成できても、粗利が稼げないんです。

接客販売の仕事は、一人一人が売っていかないと、企業の売り上げができません。
ですので売れない人にはとても厳しいです。
ペットショップも押し売りをしますが、こういう理由ですよ。
動物の世話が仕事だろうと入ったバイト、パートがどんどん辞めていくのは、世話も仕事ですが、主たる仕事は売ることだからです。
人員が少なく、接客に時間がかかるので、犬猫以外が放置されがちです。
病気のハムスターや鳥、エサがない昆虫や、死んだ魚が水槽内に放置されているのは、人員がいないせいです。
どんどん辞めていくのに動物の世話はあって、売上も作っていかなければならないから、しんどくて続けられないんです。

化粧品の販売員ということは、まだ必要のない20代に、10万円のクリームを売り、かつリピートさせるのが仕事です。
そういうのがつらくて辞めていく人もいます。

私の場合は、クソ営業に当たったせいでした。
ただ単に仕事の相談がしたかっただけなのに、まったく電話に出てくれないもんですから、メールで「電話をかけるアポ」を取ったんです。
そしたら居酒屋に呼び出され、なぜか副支店長がついてきて、「メールで退職の意思を伝えるなど言語道断」と説教されて、さっさと辞めろというようなことをオブラートに何重にも包んで言われましたので、辞めてやりました。
思い出しても腹が立ちます。
もちろん暴露はしておきましたけどね。

販売や営業との付き合いかたをうまくやっていき、かつ少ない給料の中から自分が使う自社化粧品を買い続ける生活は、はっきり申し上げてなかなか大した地獄です。
手取り10万でうち３万程度が毎月化粧品に消え、実家から出て一人暮らしなんてできるわけがありませんでした。
そして、「前職美容部員」が転職できる仕事ははなく、化粧品専門店に誘っていただけたので、そこでなんとか働いて生活し、結婚を機に退職しました。

どうしてもしんどくて辞めた場合、次の仕事につけるか、これが問題です。
年齢的に転職は大丈夫でしょうか？
生活していけますか？

その会社に入る以上、辞めるつもりで働いたりはしないと思いますが、早い人は1ヶ月で精神を病む仕事です。
50代ですとそこから立ち直ったとして、再度就職ができ、今と同じ給与水準を保てるのか。
よく考えたほうがいいです。