ウーバーイーツユニオンって、どうして自分たちで労働保険事務組合を設立しないんでしょうか？

Question

ウーバーイーツユニオンって、どうして自分たちで労働保険事務組合を設立しないんでしょうか？彼らが気にしている主要な問題は、大抵自分たちでギグワーカー向けの事務組合を設立すれば解決すると思いますし、何よりパートナーの保護を目的にするなら、労働関連法上の労働者性はどうあれ、特別加入団体を設立したほうが良いかと思います。
もしかして、都合よく労災保険の事業主負担をウーバー側に納付させたいとかそういうことなんでしょうか？

Answer 1

私はウーバーイーツユニオンが如何なる性質の団体(組織)なのか、目的は何かよく知らないのですが、ユニオンのホームページなどに書かれていることから、私の考えを述べます。

ユニオンはウーバーなどのギクワーカーの事故に対して、労災保険の適用を求めてますが、一方で発注者とギクワーカーの雇用関係は必ずしも求めていないと述べています。
すると、この答えは特別加入であり、ギクワーカーのことを思えば、ユニオン自らが特別加入団体を作ることが、最も効果的な対策だと思います。

しかし、ウーバーなどの特別加入は、労災保険制度上、一般の事業所と擬似的に、特別加入団体を適用事業、団体(ユニオン)が事業主、特別加入者は団体の労働者と位置付けて運用されますのて、団体には、
①一般の事業主が行うのと同じように「業務災害の防止に関し、当該団体が講ずべき措置及びこれらの者が守るべき事項を定めなければならない。」とされ、安全衛生講習を行う義務(認可条件)がある。
②保険料の納付に関しても、納付義務者は団体であり(法令上、特別加入は保険料の支払義務はない)、特別加入した方が保険料額の会費を踏み倒した場合、ユニオンが全額負担することとなる。
③また、労災事故が起きた場合の労災請求手続きも事業主同様の助力義務がある。
などの義務が生じます。

ユニオンは、他の労働組合と同様、何かと自分中心の主義主張をし、悪いのは会社や行政であるとして、自分が泥を被ることはしないという体質があるのではないでしょうか。
そのため、主張はするが、団体としての義務を負うことや、当事者として面倒に巻き込まれることが嫌なのではないでしょうか。

ユニオンは、発注者との雇用契約は、自由な働き方を阻害するためと拒否しつつ、労働法令や労災保険を適用すべきとか、自分側に都合のよい主張をしていますので、労災保険料をウーバーなど発注者や国に負担を求めるかもしれませんね。

Answer 2

アカウントの不合理な停止や報酬の透明化は特別加入団体では解決しないと思います。