こんにちは。私は大卒、大阪在住の現在22才の男です。来年地方上級の公務員試験を受験するつもりです。そこで質問なのですが、…

Question

こんにちは。私は大卒、大阪在住の現在22才の男です。来年地方上級の公務員試験を受験するつもりです。そこで質問なのですが、

①恥ずかしい話ですが高校時代も全く勉強していなかったので大卒といっても偏差値45ぐらいの4流大学で０からのスタートとなります。市役所試験を受けるにあたり何かオススメの勉強法や参考書などはありますか？本の名称や実際の成功談などお願いいたします。

②私は会社を退職し中途となるのですが市役所試験を受験するにあたりやはり新卒のほうが有利なのでしょうか？

③私の住んでいる市は政令指定都市になるのですが、やはり他の市役所試験より難関なのでしょうか？

④私は仕事をしながら合格する自信がないので会社を辞めてしまい、金銭的に学校に通う余裕はないので独学でいくつもりなのですが、やはり専門学校や通信教育などのほうが独学より確実なのでしょうか？

長々と質問ばかりすみません。
親にも迷惑をかけているので、来年必ず合格するつもりです。皆さん。よいアドバイスをお願いいたします。

Answer 1

今年地方上級（県庁所在地の市役所）に合格した24歳（院卒予定）が答えます、と言っても私は技術職なので行政職を希望されるのであれば少し違ってくるかもしれませんが、おおよそ以下の通りと考えます

1.勉強法について
中学の教科書（特に社会全般・理科・数学）をやり直してください。1次試験は広範囲かつ大量の問題が出題されます。まず満点は取れないようになっている為「取りこぼさない」事が重要になります。
つまり自分の得意分野はがっちりと、苦手分野はそこそこにという姿勢が良いと思われます。苦手分野でも「そこそこ」とらないといけないので教養として中学レベルの復習をお奨めします。
専門科目は技術職なら大学院試験の基礎レベルを、行政職なら憲法から始めると良いでしょう。行政職は専門の範囲が広い上にレベルも中々に高いので1年間みっちりと勉強しなくてはなりません。
但し、規模の小さい市（人口10万前後、もしくはそれ未満）だと行政職でも筆記は一般教養のみだったりします。これは地方初級になる場合が殆どですが、地方上級の最終結果が出た後に試験が行われるパターンが多いので、最後の選択肢として存在することを考えるとやはり「教養」の勉強が重要だと思われます。

2.新卒は有利か
関係ないとは言えませんが、そこまで明確なアドバンテージにはなりません。私も（理系の）大学院まで出て公務員志望と少し捻くれた経歴で受験しました。そしてモチロンそれについて突っ込まれました。「メーカーで研究職は考えなかったのか」という事です。
新卒でない場合、経歴についてきちんとした答えを用意しないと厳しいと思われます。「何故、今の仕事をやめてまで公務員に転職したいのか」という質問は確実に飛んできます。これは新卒者に対する「何故、公務員を志望するのか」よりもキツイ質問ですので対策をしておくと良いでしょう。
私の場合は「仕事をすると言うのは何かに貢献して対価を得ると言うこと、利益のために研究すると言うのがどうにも性に合わない、企業で利益に貢献するよりも社会のために自分の力を役立てたい」と言う感じで返しました。

3.政令指定都市は難関か
難関です。
下手すれば選択式でなく記述式の筆記試験を課すところもあります。これはテクニックでどうにかなる事が少ないので地力が求められます。加えて政令指定都市はやはり単純に人気がありますので倍率も他の地方上級試験（地方の県庁・中核都市の市役所）より高くなる傾向にあります。

4.専門学校や通信教育のほうが有利か
在り来たりな答えですが、正直関係ないと思います。
公務員試験のテクニックなんてのは高が知れています。上に書いたように「取りこぼさないこと」です、殆どの人が満点取れないんですから。公務員試験の特徴は公務員という職種を端的に表している感があります。それは「ミスをしない事」です。
筆記はとにかく得意分野で取りこぼさない、面接は気の利いた言葉よりもボロを出さない事が重要。減点方式で評価されていると思ってください。
つまりミスをなくすようにする勉強法ですから「反復」しかないわけです、特に数的処理は反復しただけパターンが頭に叩き込まれて点数が上がっていきます。これはもう本人の根気しか頼るものがありません。独学なら独学で恐れず突っ走りましょう。ちなみに私も研究の合間に独学です（笑）。

長々と書いてきましたが、以上です。参考になればお役立てください。