解決済み
元公務員給与制度事務担当者です。 もっと深く検証すると、そんなことはないと分かります。 「全国転勤のある国家公務員」はつまり本府省採用の総合職(キャリア官僚)もしくは一般職ですが、本府省勤務職員は超過勤務も非常に多く、本府省手当も出るし、地域手当も最大で、実際に支給される金額はまず一般市役所より低くなることはありません。 また、一般市の方が年収が高く見えるのは、国家公務員の平均給与として計算される職員に上級職は入っていないことが理由の一つです。 国家公務員俸給表は最高で10級ですが、10級は課長級です。当然、各省庁の高級幹部の階級が課長なわけがありません。それ以上の部長局長官房長などなど主要官職は非常に高給ですが、指定職といって平均給与計算からは外れています。 そのため、部長も局長も一番偉い一般職員もすべて含めた平均を計算する一般市の年収が高く見えるのです。 もう一つ、理由として、一般市では高卒職員も普通に幹部に昇格する事例が多いことが挙げられます。 ラスパイレス指数は自治体の職員の構成が国と同じだと仮定した場合の指数ですが、国では数が少なく階級も低くとどまる高卒層の級号給が、一般市では高いため、機械的に比較すると国より地方の方が高く見えるということがあるのです。 また、ラスパイレス指数は年収の指数ではなく給料月額の指数なので、時間外勤務手当や管理職手当は比較外です。 ですので、「普通」といえる大半の職員層を見れば、国家公務員の方が地方より高いことのほうが多いです。 ただ、仰るとおり転勤も広範囲にあって残業も多いのに、数%程度しか地方公務員より給料が多くないので、国家公務員のコスパは非常に悪いと私も思います。 だから私も一般の地方公務員になりました。
なるほど:2
地域手当込みなら国家のほうが高いはずなので国家のサンプルに地域手当入っていないだけかと
公務員給与を決める要素の一つは、民間企業の給与水準が有ります。 国家公務員は全国平均、地方公務員はその地域の平均です。 なので大都市近郊の地方公務員の方が高くなる事もあり。
< 質問に関する求人 >
地方公務員(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る