解決済み
4月から看護学生になります。 看護学校から来た課題に「本を読んで800字で小論文形式に感想を書く」というものがあるのですが、看護学生らしい、かつ感想が書きやすいオススメの本はありますか??やはり医療系の本が良いのでしょうか…
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フロレンス・ナイチンゲール著「看護覚え書」 看護のバイブルとして知られる「看護覚え書」です。 1859年に出版されたと言う、此の「看護覚え書」ですが、165年前の本で在り乍ら、今読んでも全く色褪せる事の無い大切な事柄が詰まって居り、感銘を受けました。 クリミアの母として知られ、近代看護の母として、全世界の看護関係者の指南書とも成って居る此の本には、13章からなる「看護覚え書」は、「換気と保温」の重要性から、始まります。 そして、第一章の冒頭には、 ・良い看護が行われているか如何かを判定する為の基準として先ず第一に挙げられる事。 ・看護者が細心の注意を集中す冪なのは最初で最後の事。 ・何はさて置いても患者にとって必要不可欠な事。 ・其れを満たさ無かったら、あなたが患者の為にする他の事全てがが無に帰する程大切な事。 ・反対に、其れを満たしさえいれば他は全て放って置いてさえ良いと私は言いたい事。 其れは患者が呼吸する空気を、患者の身体を冷やす事無く、屋外と同じ清浄さに保つ事であると述べて居るのです。 ナイチンゲールは、看護を考える時、真っ先に「空気の問題」を取り上げ、換気の重要性や其の原理、原則を述べて居り、換気に適した構造、窓の開閉、外気を取り入れる、患者を暑がらせたり、寒がらせ無い様に適温を保ち、患者の自己治癒力を高める事が大切で在ると説いて居ます。 そして、此の「看護覚え書」は、看護師の看護の手引きとして書いた物で無く、人の健康に附いて責任を負う看護師に考え方のヒントを与えたいと言う目的で書いた物で在って、全ての女性は看護師で在るとも言って居ます。 看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさ等を 適切に整え、食事内容を適切に選択し患者に適切に与える事なのです。 こうした全てを、患者の生命力の消耗を最小にする様に整える事を意味す冪で在ると述べて居ます。 看護の原点と基本的原理を論述する本書は、看護を学ぶ全ての者の必読書で在ります。 ナイチンゲールは病気を治すには何をさて置き、先ずは、空気環境と温熱環境が大事で在ると此の本で説いて居るのですが、病気を治す為に大事と言う事は、即ち病気を予防し、健康を維持する上でも重要だと言う事では無いでしょうか。 そして、此の本には、換気と保温以外にも、下記に挙げた、看護の原理・原則とも言える章が多岐に亘って書かれて居ます。 〇第2章・住居の健康〇第3章・小管理〇第4章・音〇第5章・環境の変化 〇第6章・食事 〇第7章・食物〇第8章・ベッドや寝具〇第9章・陽光 〇第10章・部屋と壁の清掃〇第11章・身体の清潔〇第12章・お節介な励ましと忠告〇第13章・病人の観察 こうした内容は、私達の環境衛生上に於いても重要で、看護に従事している方のみならず、家庭での育児は勿論、家族が病気に成った時の看病や親の介護にも、非常に役立つ物で在り、現代に生きる私達にとっても、参考にす冪本だと思いますので、是非多くの人に読んで頂きたいと思います。
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