日本のIT技術者は軽視される傾向はありますか？

Question

日本のIT技術者は軽視される傾向はありますか？ネットではよく「技術者は報われない」「技術者は経営陣に軽視されている」「技術者はたくさん勉強してたくさん頑張るのに給与は安い」「技術者はIT土方」などの声を聞きます。これって実際にある声なんですか？

技術者は現場では軽視されたり大変な思いをたくさんさせられる傾向があるんですか？

業界についてあまり知りません。教えてください。実際の技術者はどんな扱いなんですか？

Answer 1

アメリカのIT企業と比較した場合、かなり軽視されています。

日本では情報工学部卒でも、平均的な文系卒と給料は同じか、技術手当で月2万プラス程度です。アメリカのコンピュータサイエンス卒なら、給料は平均の倍くらいとなります。

日本では「あのエンジニアは、小難しい技術英語を使うので客に失礼だ」などと言われる事が多いです。SIerでは、プログラミングしない正社員文系SEが実権を握っていて、技術力のある理系エンジニアを敵視する傾向があります。結果として、理系正社員エンジニアを追い出して、SESから派遣エンジニアを呼んできます。

日本の開発現場では、「代わりはいくらでもいるから、辞めてもいいよ」という派遣SESと同じ扱いです。人数が足りなければ、プログラミングスクール卒の未経験エンジニアを優しく指導すれば良いだけですから。

実際の扱いは、みずほ銀行システム障害に関しての本を読むとわかります。システム部の扱いは底辺で、システム部長は障害を起こしてから左遷と決まっています。部長以下の扱いも底辺となります。

Answer 2

そう言う会社もある、って話です。
まぁ残念ながらそう言うところが多いとも思いますが、技術重視の会社もあります。

まぁ軽視する会社は大量に雇って大量に使い捨てる傾向があるので、そう言う人が沢山います。
とは言え、軽視される人にもそれなりの理由があり、軽視されるのが嫌ならスキルをつけて軽視されない会社へ転職すれば良いんです。それが出来ないから軽視されると愚痴を垂れます。

Answer 3

ITの仕事って階層構造になっているんです。多重請負とも言いますが、要するに上位の会社から下位の会社に設計や開発を何段階かに委託していく構造になっています。その中で報酬面で報われるのは一番上の階層の会社だけです。下に行くほど給与は安くなっていきます。

なお、日本のというと少々語弊があります。この構造は海外でも普通にあるのですが、海外の場合は英語ができるアジア系の人が安く使われています。日本の場合は日本語の問題があるので、国内でそういった層の人達が安く働かざるを得ないという事情があります。