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大学教員についての質問です。私は高校生で険しい道とは承知していますが、将来は大学で生物学の研究をするのが夢です。なので興…

大学教員についての質問です。私は高校生で険しい道とは承知していますが、将来は大学で生物学の研究をするのが夢です。なので興味のある大学の研究室などを調べたりしており、そこで疑問に思ったことがあります。大学の学部学科にはそれぞれ研究室があり、各々に教授や講師などの教員が所属しています。しかし、研究室によっては教授がおらず准教授であったり、多いところには5人や4人もの教員がいるところもあれば、2人や1人しかいない研究室などもあります。自分の勝手な考えなのですが、教授がトップで、教授を中心に研究室などが割り当てられると思っていました。何故その研究室の准教授は教授になれないのでしょう。すごい実績を他の教員よりもたくさん持っているはずなのに。また、教員の数の差にも疑問です。5人の研究室があるのなら、2人や1人の研究室はなぜ教員を増やさないのでしょう。大学が雇うのだから、ポスドクと違い研究室の負担になるとは到底思えません。自分が研究したい分野の研究室は教員が少なく公募も全く出ず、教員になるチャンスが全く無いように思えます。他の研究室ですごいところでは、2年間で3人もの教員の公募を出していました。 ①なぜ教授のいない研究室の准教授や講師などは昇任しないのでしょうか。 ②研究室によって教員の数に差があるのは何故でしょうか。 +α③研究室は大学が作るのでしょうか。それとも教員の研究に合わせて作るのでしょうか。

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知恵袋ユーザーさん

回答(1件)

  • 例えば,○学部の○学科の教員のことについて書いてみましょう。 その学科には,教授枠A 名,准教授枠B 名,助教枠 C名という定員 があります。ここをまずご理解していただいていないと思います。 この定数を変更することは,よほどの改革を提案しない限り不可能 だと思ってください。また,同じ学部の他の学科からその定員枠を 借りることも,原則としてあり得ないのです。よろしいですか? この定員枠を変更したり増減するためには,学科毎,あるいは学部 全体で適切な改組案を文科省に提案しないといけませんが,文科省 は対財務省的には弱小な省ですから,教員数の純増はほぼ不可能。 減らすことは学部・学科にとって損ですから,決して提案しません。 ですから,全数は一定のままの改組しかできないのが現状です。 教授を一人増やしたいので,助教の枠を一人減らしますとか・・・ スクラップ・アンド・ビルドというやり方です。でも,教授を増やす ということは人件費が増えることになります。文科省がそれだけの 人件費を回してくださるとは限らないわけ。 さて,学科の研究室をどう設定するかは,その学科がどういう教育 をして,どういう卒業生を輩出するかという計画・ポリシーで決ま ります。その学科卒の人が身につけるべき知識のためには,例えば 3個の研究室が必要で,そこで15個の研究を実施して,学生を教育 しようという設定をするわけです。これを変更するためには,学部 長および学部教授会にその改組の提案をして,最終的には文科省に 求められないといけません。かなり高いハードルです。 例えば教授定員が A=4,准教授が B=5,助教が C=3 だったとき, 研究分野ごとに必要な教員の配置を考えて,例えば 第一研究室は,教授1名と准教授2名で○学の研究と教育をする 第二研究室は,教授2名と准教授2名と助教2名で○学 第三研究室は,教授1名と准教授1名と助教1名で○学 という構成がベストだと判断したりするわけです。第一研究室は 実験をしないので助教は配置しないけど,第二研究室はちょっと 汎用的な研究なので,基礎と応用で教授を2名にして,それを 補佐する准教授と助教がそれぞれ1名とか・・・・ 40年以上前なら,ひとつの研究室は,教授1名・准教授1名・ 助教1名・技術職員1名で,教授が実施している研究を遂行するん だという「小講座制」が当たり前でしたが,その後,准教授や助教 は教授の研究を補佐するんじゃなく,独自の研究をするんだ!と いう改革というか,実体に合わせた運用になってきたわけです。 また,一つの講座が一つの研究単位ではなく,「大講座制」にして, 研究単位を大きめに設定して,教授が複数でもいいような体制を 実現できるようにしたわけです。だから,研究室ごとに教授や 准教授・助教の人数がそれぞれ1名というわけではなくなっている のが現状です。 さて,教員枠は定員と書きました。ですから,例えば上の例の 第一研究室は准教授が2名ですから,1名を教授にして,応用分野 の研究の分野長にしてもよさそうですが,実は教授枠は4名しか 無いわけ。文科省から配分されている人件費が教授枠にたいしては 4名分しかない。だから,例えば(極端な例として)第一研究室の 教授は論文数が50編しかなく,准教授の一人が100編の研究成果を 出していたとしても,教授を准教授にして准教授を教授に昇任する なんて(失礼な)ことは不可能なわけです。もし,第一研究室の 准教授がとても優れた実績を持っているなら,他の大学で空席に なった教授枠の公募に応募することになるわけ。今は,ある大学の 助教がそのまま准教授になり教授になるという,子飼いの人事とか, 縁故採用の人事というのは原則としてやってはいけないことになっ ているんです。 前述のように,教員定員の変更も,研究室の増減も,実質的には ほぼ不可能なわけです。ですから,ご質問文にあるような実体に なっているわけ。いかがでしょうか? ポスドクというのは, 本来はあってはならないポジションなので省略します。

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