実効利子率とは債券の購入者からみたら預けたお金(購入金額、取得金額)の増える割合のこと。 これが一番大事。 簿記では実効利子率と呼びますが、一般的には利回り(最終利回り)と呼びます。 クーポン利率(表面利率)とは預けているお金を取り崩す割合のこと。 何に対する割合かというと額面に対する割合のことです。 仮に額面100円、実効利子率5%、クーポン利率3%、利払い年1回で残期間3年の債券を94.55円で購入したとします。 実効利子率が5%ですから、94.55円で購入した債券は1年後にその5%、4.73円増えて99.28円になります。 クーポン利率が3%ですから3円取り崩し、利息として引き出すと預けているお金は96.28円になりますね。 次の1年ではまたその5%、4.81円増えて101.09円になります。 そこでまた3円を利息として引き出すと預けているお金は98.09円になりますね。 最後の1年ではまたその5%、4.90円増えて103円になります。 ここで最後の利息3円、額面100円を受け取ることができます。 償却原価法の利息法はこのようなお金の流れを毎年仕訳しているわけです。 この過程を時間軸を逆にみると、 3年後の103円の現在価値は103円÷1.05³ 2年後の3円の現在価値は3円÷1.05² 1年後の3円の現在価値は3円÷1.05 現在価値とは将来のキャッシュフローを得るために現在必要な元本のことですから、これら将来のキャッシュフローを得るため必要な元本はこれらの現在価値を合算することになります。 それが債券の価格になるわけで、上の例の債券の価格94.55円はそうやって計算しました。
「実行利子率」と「クーポン利率」 で検索すると良いですよ。
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