総合病院の場合は、外来診察というのは医師の仕事のごく一部、10%ほどしか割合を占めません。入院患者の検査治療が主な仕事だからです。そして、病院運営会議や医療安全会議、感染対策委員会、褥創対策委員会など、入院診療報酬に必要な会議がたくさんあります。これらの会議は、厚生局からの指導で設置が義務付けられており、ちゃんと出席を取って議事録が残されているため、最低一つに在籍し、出ないわけにはいきません。診療報酬には、委員会の月1回程度開催、職員研修の年2回程度実施など必要と決められているのです。 専門医や指導医などの維持のためには、所属学会への出席が必要ですし、研修医、専攻医は学会の発表が必要であり、その発表の指導などの仕事もあります。ですので、研修指定病院クラスの医師なら大学病院でなくても年に2回ほどの全国学会、2回ほどの地方会への出席ぐらいはしていますね。 開業医の場合、外来診察が主な仕事ですが、診察時間外は、まず予約検査や小手術をしていることが多いです。そして、月1ペースで医師会のなんらかの委員会に出席します。病院の会議と同じようなものです。さらに、いろんな勉強会が月1回は開催されています。そして、製薬会社の勉強会も毎週のようにやってますので、そういうのに参加する人は忙しく外出しているでしょう。 開業医のなかには老人ホームなどの委託医を引き受けている人も多いです。そういう人だと、昼休みなどに老人ホームに出向いていますし、急変すれば夜中にでも訪問診療しますし、看取りも行っています。
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る