解決済み
38歳の既婚女性です。特許翻訳者の仕事について教えてください。今まで研究室の秘書→米国企業での社長秘書→同社で産学連携部門の秘書とずっと英語を使うアシスタント業務をしてきました。年齢的にもそろそろ子供を持ちたいと考えているのですが、今の職種は上司に合わせた時間帯での勤務となるので周囲の理解がないと続けられません。また、上司が退職するたびに新しく社内外で求職活動をしなければなりませんが、年を重ねるにつれてチャンスも少なくなってきます。 家庭との両立・英語を使う仕事・コツコツした仕事が苦にならない性格を考慮して、まずは特許事務所の事務員として働きながら特許翻訳の勉強をしようかと考え始めました。翻訳学校の説明では(当然ながら)いい面しかお話しませんので、こちらでネガティブな面・いまから始めて長く続けていける仕事なのか、など現場にいらっしゃる方の意見をお聞かせいただければ幸いです。
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良い面は、翻訳学校でも言われたと思いますが、実力があればその分稼げる点や、フリーランスでやれば時間に融通が利くし仕事量も調節できる点、元手がほとんどかからない点などが挙げられます。 注意すべき点は、まず、いくら英語ができても技術の基本的な知識がないと正確な翻訳はできない点があります。これが文科系出身で技術アレルギーがあったりしたら致命傷です。最初からやめておいたほうがいいです。 そうではなく、技術の知識も貪欲に吸収していく意志のある人なら、見込みはあります。その上で注意すべき点は、サラリーマンと違って保障が何もないという点です。病気になっても会社は救ってくれません。自分の貯金を切り崩すしかありません。それに、だいたい翻訳は期限間近で舞い込んでくるので、年中ケツを叩かれせかされている気分になります。自分の机に山と積まれたファイルを見て鬱にならない図太さが必要です。フリーランスでやっていくならば特にこれらに注意が必要です。事務所に勤務すると、翻訳者は忙しく、仕事の山に埋もれてなかなか定時で帰れない事務所もあります。私が以前いた大手の特許事務所では、数十人の翻訳者は誰一人定時で帰っている人はいませんでした。 長く続けていけるかは、ご本人のやる気次第だと思います。正直毎日同じような作業をずっと続けるわけで、途中で飽きてしまう人がいるのも事実です。フリーランスだと仕事も生活も同じ場所で気が滅入ってしまうなどの話も聞きます。また、上記のように、病気になったときなどの保障がないのも不安です。そういったこととの折り合いをつけられれば、今後長く続けていくことは可能だと思います。通学制の翻訳学校に行かれてみるとわかると思いますが、定年を迎えた後の職を探すためにと特許翻訳を選んだ人が結構います。やる気さえあれば一生続けていける仕事だとは思います。ただし体力のいる仕事だということは念頭に置かれた方がいいと思います。
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