解決済み
医師です。 前の回答は正しくありません。国立大学医学部や国公立病院で働く麻酔科医は公務員として扱われるため、65歳で定年退職しなければいけませんが、それ以外の病院では65歳以上でも定年退職する必要はありません。70代で働いている麻酔科医もたくさんいます。
ありがとう:1
「診療科ごとの将来必要な医師数の 見通しについて 厚労省」と入力しググってみてください。そうすると令和2年の厚労省の医師需給検討会の資料PDFを閲覧できます。その資料で科別の「診療科別生残率」が閲覧できます。麻酔科は最初の登録医の半分が40歳までに麻酔科の届け出をしないことがわかります。おそらく転科ないし、引退、あるいは開業しているのでしょう。グラフを見ると女性の麻酔科医は53歳でほぼ100%引退していることになります。麻酔科は出入りの激しい科で医師としての寿命は短いです。 「診療科別生残率(女性)」を見るとわかりますが(女性であっても)年齢を重ねても診療を続けられる科とそうでない科の2群に大きく分かれることがわかります。麻酔科は寿命の短い群に入っております。グラフをみれば明らかですが生涯長く続けられる科は内科、皮膚科、整形外科、精神科、耳鼻科、小児科です。これらの医師はおそらく勤務医ではなく自分で医業経営しているのだと思われます。 現在はサラリーマンも高齢者雇用安定法で65歳まで継続雇用され、場合によっては70歳まで雇用される人もいます。一方、医師はこの生き残り率が低い科を選ぶと年齢を重ねても働きたい人は行き場に困ることになります。長く医療を続けて働きたい人は麻酔科を選ばない方が良いでしょう。すでに選んでしまっているなら転科を考えるべきだとこの資料は教えてくれます。 内科学会や精神科学会の重鎮は自らの科の医師が年齢を重ねたときにどう働き場所を確保するかを常に周到に考えています。しかし、麻酔科学会の中枢にはそれほど賢い人物は皆無、これからも先を読む能力のある人物は学会中枢には現れないと思います。 既に関東圏の大都市では麻酔科医は過剰となり、50歳を過ぎた麻酔科医は雇用されにくくなっております。もちろん、50歳を過ぎるとアルバイトでも断らる現実があります。また、麻酔科は開業できないため大学医局では若いときは都会にローテ―トできますがある程度の年齢になると地方に飛ばされるという傾向が顕著になっています。(個人的意見ですがペインクリニックでの開業はほぼ無理です。) 以上、資料をご自身で分析していただき参考になれば幸いです。
ありがとう:1
< 質問に関する求人 >
麻酔科医(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る