旧司法試験は、現役の東大生と東大卒業生だけで3千人以上、多い年には5千人近くが受験し、そのうち合格するのは毎年、少ない年で86人(1987年)、多い年で225人(2005年)でした。 つまり、東大出身者の司法試験合格率が3%~4%で、 96%~97%の東大出身者が毎年不合格になっていたのが旧司法試験です。 東大法学部卒の司法試験合格者の平均受験回数は5回~6回だったので、最終的に合格しなかった東大出身者を入れれば平均受験回数はもっと増えます。 東大法学部卒や京大法学部卒で、受験回数が20回以上でやっと旧司法試験に合格した人もいました。 東大卒弁護士の荘司雅彦氏の「超合格力」という本には、東大理3生で医学部進学から司法試験受験に転向したが、10年以上経っても司法試験に合格できずに行方知れずになった人を2人知っていると書いてあります。 また、オウム真理教の石川公一氏は、灘中学・高校から東大理3に現役合格しましたが、オウム事件のため東大を自主退学し、その後、中央大法学部に入学して司法試験を目指しましたが難しすぎて受かることができずに、司法試験受験をあきらめ、九州大学医学部受験に変更して九大医学部に合格しました。ただし、九大医学部受験の際に偽名を使ったとかで、合格取り消しになった。 旧司法試験の当時は、2チャンネルの司法試験板なんかでも、「司法試験に合格できなかった東大卒よりも、司法試験に合格したマーチ卒の方が最終的な試験勝者」というのが通説でした。 今は、本気で司法試験を目指している東大生なら、法科大学院経由でも半分以上が一発合格し、残りのほとんども3回受験以内には合格します。すなわち、東大生が最終的に司法試験に合格する率は100%に近いです。 また、今は、東大理3の学生が本気で司法試験を目指せば、ほぼ確実に短期合格します。理3生が10年以上勉強を続けて、結局受からなかった人が何人もいるという旧司法試験は次元が違います。
旧司法試験は受験資格がないので1次試験から受けることも可能でありますが 一般教養科目があり通常は2次試験から受ける人がほとんどだったと思います 旧司法試験の短答式は難解な学説のパズル形式となっています。 旧司法試験は学説重視、今の新司法試験は判例重視だと思います。 そして、旧司の短答式は試験範囲が狭く深い試験でした。問題出題者の癖も 結構目立ったりもしてここを通過するのも一つの難所とも言われてました。 予備試験と比較すると予備試験は試験範囲が広く浅い感じだと思います。 (決して予備試験が簡単と言ってるわけではないです) 論文試験についてはそれこそ問題自体見ても字数も少なく余り必要な情報 がなくこれらにおいて推論していかなくてはならずそれらの難しさも あったのだと思います。 いわゆるどういう推論をしていき結論まで書けばいいのかなどが現場思考的 要素が高かったのかなと思います。市販での論文試験の書き方の書籍も 少ないですが出ていたもののその辺のテクニックさから見てヤマが外れると ため息が出るというくらいの問題もありました。 また、今ほど市販的な書籍が充実はしてなかったので得られる情報が 今よりかなり少なかったです。
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