旧運輸省や旧国土庁は旧内務省系官庁には該当しないのが一般的です。 確かに、明治時代まで遡れば、現在の中央省庁のほとんどが内務省に所属していた時代もあります。しかし、ただ単に「元を辿れば内務省」というだけの理由では旧内務省系官庁とはいいません。 内務省の内部部局として置かれていた地方局、警保局、土木局、社会局、衛生局の後継組織を「旧内務省系官庁」といいます。 これは現在でいうと総務省(自治)、警察庁、厚生労働省、国土交通省(建設)が該当します。 中央省庁の官僚全てのトップである内閣官房副長官(事務担当)は旧内務省系官庁出身者が就任するという暗黙の了解がありますが、建設省と運輸省が統合されて国土交通省となって以後、旧建設省出身者が内閣官房副長官に就任した例はありますが旧運輸省出身者は1人も就任していません。 これは総務省も同様で、旧自治省出身者は就任していますが旧郵政省・旧総務庁出身者は1人も就任していません。 このように、中央省庁再編以降も、旧内務省系官庁といえば総務省(自治)、警察庁、国土交通省(建設)、厚生労働省を指すのです。
旧運輸は工部省、鉄道省や逓信省を中心とした業務を携わっていますが、内務省の歴史の中には、鉄道を所管している時期もあります。 内務省は北海道開発や港湾(昭和18年まで)を所管していましたよね。 現、国土交通省は内務省の流れをくむをといっても間違いではありませんし、直系は旧建設だといういうもあながち間違いではありません。
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