司法試験合格と学歴は『全く別』で、就職の際に大卒を求める事務所が多いのは「試験合格のほか、大卒として必要とする一般教養が備わっている」ことが必要であることが主な理由です。
参考までに。現在の司法試験制度の前の司法試験(旧司法試験)では、1次試験と2次試験があり、大学を卒業すると1次試験が免除、2次試験で「短答式→論述式→口述式」の順番で受験していました。旧司法試験の1次試験が「事実上、大卒認定試験(高卒認定の大卒版)」だったことから、現在でも税理士や社会保険労務士試験の受験資格の一つに『旧司法試験の1次試験合格』があります。