歴史的経緯からです。
ヨーロッパでは従来、歯科は外科の一分野でした。
医師と歯科医が分裂していない「医歯一元制」を取っていたのです。
これとは違って、アメリカでは急激な人口増加により歯科専門医の需要が非常に高くなり、医師とは別の歯科医師が生まれたのです。
これを「医歯二元制」といいます。
日本は明治初期、ドイツの制度を見習ったので、明治7年に「医歯一元制」を取りました。
その後、歯科の専門性から明治16年に医師の登録簿である医籍から分離し、歯科医籍に分けられ、明治39年に歯科医師法が制定され完全に分かれたのです。