その年ごとに一級建築士二次試験のテーマが変わり、その年度ごとの難しさがあります。令和3年度は初めて高さ制限が条件に盛り込まれましたし、令和4年度は杭構造がかなり久しぶりに出題されました。 新たな条件が付加されたり、室面積などを受験者が設定するなどの自由度が広がっており、本当の実力が問われる試験となってきました。年々難易度が向上しているように思いますが、きちんとした知識がある受験者にとっては、それほど難しくはない条件設定になります。 製図試験の受験条件も連続3回受験から、5年間で3回受験に改正となりましたので、受験者にとってみると製図対策に十分な対策をとれる時間が増加した分、全体的な受験者のレベルが向上しています。 よって、対策が十分に取れなかった受験者は、今後、合格するのはかなり厳しくなるものと想定されます。 すでに課題の難易度が上がっていますので、知識不足の受験者のラッキー合格はまずないものと思われます。 質問の回答ですが、令和3年度も令和4年度も難易度は変わらないと思います。杭構造を知らない受験者にとっては、令和4年度が難しく感じられたのではないでしょうか、知っている受験者にとっては、令和4年度の方が簡単だったと思います。
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