解決済み
教師のことは、誰も守っていません。 だから今全国で何千人という教師が精神疾患で休職している。 休職までは至らずギリギリ崖っぷちで頑張っている教師もいるでしょう。 休職で済まず辞めた人だって、おそらくいるでしょう。ずっと休職じゃ生活費なくなりますからね。 教師は昔から"聖職者"と言われてきました。 何をされても暴れるな、叫ぶな、泣くな。不良生徒に襲われても反撃する権利は無い。モンスターペアレントに襲われても逃げる権利は無い。全部耐えろ。 残業代は出さない。勤務時間内で何とかしろ。仕事増やすぞ、でも勤務時間内で何とかしろ。もっと増やすぞ。勤務時間内で何とかしろ。さらに増やすぞ。勤務時間内で何とかしろ。できるわけがないので、サービス残業。サビ残で終わらない分は家に持ち帰って土日にやります。残業100時間が過労死ライン?たった100時間で人が死ぬなら、教師の5割はもう死んでます。 50年前はまだ体罰もある時代でしたが、この50年でそこまで扱いが変わりました。 「耐えろ」と求められた先生方は、歯を食いしばって状況の悪化に耐え続けてきた。結果、どんどん扱いが悪くなるばかり。 企業ではないので「ブラック企業」という呼称は不適切ですが、ブラック職場ですよ。 それでも教員を志す者たちがいるから、使い捨てて新しい人材を入れればギリギリ大きな問題は発生せず何とかまわっている。 政府は、大問題が発生しなければ放っておきます。 世の中のほとんどの人は、教師以外の職に就いています。自分が辛い思いをしている訳じゃないので、教師のために積極的に動いたりはしない。長時間労働化と共働きで他人を気遣う余裕なんて無いし。 先生を守るためには、カネが要るでしょうね。 不良を取り締まる人材を別途用意する。その教育費、給料。 モンスターペアレントの対応をする人材を別途用意する。その教育費、給料。 何に使うんだか分からずただただ段ボールに箱詰めされるだけの山ほどの書類を作成する人材を別途用意する。その給料。 部活指導を教師のタダ働きではなく外注に出す。その費用。 そのお金、出すならどこからになる?税金から。 増税は、みんな嫌がります。 非正規雇用が増え、物価上昇による実質賃金の減少で給料が減っている。年金システムは前提が崩れてもう当てにならない。少ない給料の中から老後の生活費を貯蓄しなきゃ、待つのは生き地獄。 「教師の待遇改善のために増税していいよ」という余裕がない。
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