リクルート社員のサクラ行為がニュースになっていますが何が悪いんですか？ サクラっていう表現は確かに良くないとは思いますが…

Question

リクルート社員のサクラ行為がニュースになっていますが何が悪いんですか？
サクラっていう表現は確かに良くないとは思いますがオンラインセミナーにサクラがいた所で就活生に害があるものなんでしょうか？｢いるんじゃないかな？と気になってしまう｣｢そこまで用意周到にされると...｣などと就活生から意見があがってますが自分自身に害は特にないんじゃないのか？
逆に質問をしてもらうことができていいのではないか？雑な説明を受けるより用意周到に準備してもらった方が改善点が見つかったりするのではないか？
と思ってしまいます。

Answer 1

今回のサクラ事件が叩かれる理由は、サクラ行為の善し悪しというよりは、流出したチャットのイメージが悪すぎるというところだと思います。

リクルートは求人情報を扱う会社です。求人を出す企業からお金をもらうビジネスで、就活生はお金を払っていません。とはいえ、就活生がいないと仕事にならないのは確かですよね。サクラ行為が「騙すようで非常に心苦しいが、質問しやすくなるように仕方なくやるしかない」という態度ならまだマシかもしれませんが、チャット内容を見るにそういう感じだとは擁護しづらいです。

就活生と企業は対等だと言われることもありますが、それは理想論です。基本的に、就活において、決定権は企業にあります。求人掲載企業と直接接するリクルートは、就活生よりも情報を多く持ち、優位な立場といえます。リクルートは数年前、内定辞退率の販売をして叩かれました。辞退率の販売などということができるのも、企業と就活生の情報を掌握しているからこそです。

大学を「動物園」呼ばわりする人が許容されるような会社に、就活生は自分たちの就活を委ねたいと思えないはずです。
サクラ行為自体が及ぼす害は大きくなくても、学生を見下している会社が就活ビジネスをしていることは大きな害だと思います。