介護保険の福祉用具について 杖(四点杖)を1人の利用者さんが複数本レンタルすることはできますか？ 屋内と屋外で使い分け…

Question

介護保険の福祉用具について

杖(四点杖)を1人の利用者さんが複数本レンタルすることはできますか？
屋内と屋外で使い分けるのではなく、屋内の部屋別で使い分けたいそうです。手すりとかなら複数レンタルできますが、杖もできるのでしょうか？

Answer 1

福祉用具専門相談員です。

原則一本ですね。

しかし、その複数本レンタルをするしかない身体状況などで確固たる理由付けが、担当者会議で認められ、行政も了解を出せば可能性はありますが、

そんな複数本借りる理由付けは無いですね。

屋内の部屋で使い分ける意味が無いので、行政に聞いて「駄目」と瞬殺でしょうね。

Answer 2

通常は1本借りることが多いですが、その方の状況、移動の場面、使用頻度や生活での必要性など、多角的な視点からアセスメントして、必要性が認められれば一概にダメとはならないかもですよ。
「屋内では軽いのがあれば1人で歩ける」
「屋外は砂利などの影響で転倒しやすいため、比較的重量のあるものであれば1人で出かけられる」とか。

もちろんケアマネジャーに相談してみるのが大切です。
ケアマネさんも判断がつかない時には保険者である市町村に尋ねてくれると思いますよ。

Answer 3

介護保険の点数を利用するなら、その本数が正しいのかっていうことですよね。
同一品目の複数のレンタルは可能です。

しかし、ケアプラン上その動機付けが必要です。
歩行器ならば、室内と室外とでは、異なる歩行器じゃないと使い勝手がよくないとかですよね。

介護保険制度は公的なお金ですから、「各部屋に同じタイプの杖置く」という考えはまず認めらえないと思いますよ。
「室内用と、汚れても自分で拭けないから外出用と２本欲しい」というのとは、ワケが違いますからね。
部屋から部屋に移動して、そのまま使えばいいわけですから。
皆がそのような考えで介護保険を使ってしまえば、破綻してしまいますよ。

どちらにしても、複数レンタルは保険者(市町村)によっては不可な場合もあるので、ケアマネに確認した方がいいでしょうね。