現職の方や教採を受けた方、現在も受けている方に解答して頂きたいです 自分は熊本県の中学校社会科の教員採用試験を

Question

現職の方や教採を受けた方、現在も受けている方に解答して頂きたいです
自分は熊本県の中学校社会科の教員採用試験を受けようと思っている大学1年です。今現在は教員の倍率が低迷しています。ここで質問なのですが
●熊本県の教員採用試験の筆記試験の内容は
一般教養【国数理英】ではなく、
専門教養【社会】と教職教養の２つだけですか？
●これから3年後教員の倍率は上がると思いますか？

Answer 1

①熊本県・熊本市の教員採用試験では一般教養は課されず、教職教養と専門教養のみとなっています。九州では熊本県・熊本市の他に北九州市と宮崎県が一般教養が課されません。なお毎年何らかの変更はありますので、必ず各都道府県・政令指定都市の教育委員会のホームページは見ておきましょう。

参考サイト 時事通信社教員採用試験対策サイト 2023年度採用試験実施内容一覧
https://book.jiji.com/wp-content/uploads/2022/07/221f1c9406c786c47460f0bef08ee83d.pdf

②なかなか難しいところですね。熊本県に限ると熊本市や九州の他自治体、東京都などの関東地方と一次試験が被ることもあり、簡単に上がるとはいえません。ただし校種・教科によっては倍率が変わりやすいです。中学社会だと2〜8倍と幅が広い傾向です。これが近接分野にあたる高校地歴・公民になると10倍前後になります。

中学の人気が落ちているのは、熊本市との競合(勤務地のエリアが熊本市内に限られる熊本市に対して、荒尾玉名や菊池、宇城といった熊本市近郊だけでなく阿蘇、天草、球磨まで幅広い範囲エリアで勤務する熊本県)もありますが、現役の教職員である親友(熊本県の教職員)が言うには「中学は生徒指導が大変」とのことで、そこら辺を嫌がる学生が高校のみに絞ることも一因みたいです。

また社会科の教員採用試験は比較的高めに推移しやすいのですが、他の教科に比べると取りやすい教科(教育学部だけでなく法学部や経済学部、文学部の史学、哲学、地理系学科と人文科学系・社会科学系の学部学科で取れる)であるせいか、専門性が高いものの採用数が少ない音楽や美術や、社会科と同じように採用数はそれなりにあるが志願者が多い保健体育ほどではないのですが、倍率が高めになっています。逆に専門性の高い国語や数学、理科は低くなっています。

今後教員の働き方改革によりけりにはなりますが、しばらくは低倍率の可能性はあります。

参考サイト 教採データベース
https://kyosai-guild.com/database/kyosai-bairitsu-pref-kumamoto/