できる医療行為の種類で言えば看護師はもとより准看護師と比べても救命士は少なくなります。 あと、他の方は准看護師は看護師の指示が必要といいますが、別に医師や歯科医師からも指示がもらえますのでその辺は救命士と同等です。 確かに国家資格かそうでないかという面では救急救命士の方が上位資格ですが、側から見ればそうは見えないでしょうね。まぁ、たしかに国家資格の方が絶対的に上位資格になるのでそれは間違いではありませんが。准看護師は都道府県知事からの資格なので全国共通で使うことができないという面もありますからね。 そんなどっちが上かなんていう不毛な議論は置いといて、そもそもなぜ自衛隊に救急救命士が必要なのかということから書かせていただきます。 自衛隊内で救急救命士が必要とされる部隊は 陸上自衛隊:第一線救護衛生員、衛生科 海上自衛隊:衛生員 航空自衛隊:航空救難団救難員、衛生員 になります。 それぞれに衛生科や衛生員がありますが、これには医師や看護師もいますので救急救命士の重要度はそこまで高くありません。 救急救命士が特に必要とされている職種は、陸上自衛隊の第一線救護衛生員と、航空自衛隊の航空救難団救難員です。 ただ、活動する現場の特性上救急救命士のみを持っている人は必要とされていません。医師への引き継ぎがすぐにできるような現場を想定されていないので、救急救命士ができる医療行為のみでは足りないのです。なので、より多くの医療行為のできる准看護師の資格を持っている必要があります。 ではなぜ救急救命士を取らせるのか。 たしかに、准看護師のみでも対応させることが可能とできた可能性があります。医療行為の種類だけで言えば救急救命士ができるものは准看護師でもできますので。 ただ、活動現場の特性上救急に特化しか知識が必要です。准看護師を取っただけでは救急に関する知識に不安があるので、救急救命士を取らせることでそこの不安を払拭する狙いがあったと考えられます。だって、救急なんて触りだけやっときゃ准看護師は受かりますからね。 要は准看護師は業務内容を増やすため、救急救命士は知識量を増やすため、それぞれ取らせる目的が異なるので、どちらも取らせるのです。 次になぜ准看護師課程の優秀者のみが救急救命士課程に進めるのか。 これは救急救命士持ちには優秀な人間しか必要ではないからです。 そして、救急救命士のみを持っている人間は重要度が低いからです。 先に救急救命士を取らせれば、救急救命士のみを持っている人間が誕生してしまいます。救急救命士のみを持っている人は重要度が高くありません。あくまで准看護師とのダブルライセンスによって力が発揮されるのが自衛隊内の救急救命士の立ち位置です。 また、救急救命士課程への壁が一枚無くなる事で、今よりも質の低い救急救命士が多く排出されてしまいます。第一線救護衛生員も、航空救難団救難員も優秀な人間しかなれませんので、質の低い救急救命士は必要ありません。 これらを避けるために准看護師課程という壁を一枚作り、不要な人材を輩出しないようにしているのです。 資格を取らせるにもお金がかかります。必要のない資格保有者は増やさないことが必要です。
准看護師は都道府県知事の資格であり、 救急救命士は国家資格なので上位資格であり、医師に代わり、特定行為も行えるので下位資格ではありませんよ。
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