専門卒で大学病院で働ける可能性はある。でも推奨しない。 大学病院で働く放射線技師には2パターンがあります。新卒で大学病院に就職し、そのまま正規職員になるパターン。そして何らかの技能を求められて招致されるパターンの2パターンです。後者はとても狭いですが、専門卒とか関係ない採用枠です。 何らかの特殊技能が身に着けられる病院は大病院が多く、大病院は大卒放射線技師を求めがちです。学歴不問とはいえど、このとても狭い枠に入るのは実質的に困難です。 更に大学病院に求められている機能は、研究と教育です。 「大卒」でないと、そもそも研究を行う基礎的な学問を修めるのが困難です。お遊びみたいな卒業研究しかしない3流大でも、卒業研究を行う際に最低でも、やって良いこと、絶対にやってはダメなことを学ぶ機会が与えられます。更に、最低でも1回は大学の教員になれるレベルの人の指導監督の下、研究の発表を行います。 専門卒だと、卒業研究がなかったりで、研究とその発表に関するスキルを得ることが困難です。「大学病院が招致する=研究発表等をして名前が知られて招かれる」訳なので当然研究発表ができないとノーチャンスになってしまいます。 新卒で大学病院(というか大規模病院全般)に進むのが困難な理由。 春~夏にかけて、大学病院(というか大規模病院全般)の採用試験が進みます。医療業界では内定辞退禁止というマイナールールが存在するため、様々な機械を保有している大規模病院に希望者が集中しやすいです。小規模病院は大規模病院の採用が一段落しないと就職希望者を確保できませんし、大規模病院は早々に国家試験程度が合格できそうな優秀な学生を確保したいので、大規模病院から先に選考が進みます。 専門学校だと丸2年間、4大だと丸3年間の学習する時間があります。筆記試験で国家試験程度の問題が出るのですが、2年しか勉強していない専門卒予定の学生は、既に3年も勉強してる4大卒予定者に歯が立ちません。 入学前、専門と4大では3割しか学習時間に違いがないと考えがちですが、就職採用試験の時点では50%も4大卒予定者は長い学習時間を確保可能です。折角フラットに見てもらえる機会が存在しても、学習時間の絶対的不足が原因で、筆記試験の結果(点数)が悪いので結果的に面接での挽回は困難になります。 以上の2点から専門学校への進学は大規模病院への就職を希望されるのであれば回避されるべきです。
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多くの大学病院では大卒以上しか採用していないので、かなり難しくなります。 さらに研究が盛んな大学病院だと大学院卒が多くなります。 また大学病院以外でも専門学校卒は弱いのでお勧めしません
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医学部に進学し、放射線科医師、もある。 技師は医師のしもべみたいなもので、行ってる整形クリニックの技師はボロカスに言われるので入れ替わりが激しい。
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