一級試験と二級試験は、別物と考えた方がいいと思います。 一次試験も二次試験も圧倒的に難易度が違います。 二級の一次試験は正答率60%で合格できますが、一級は80%近くの正答率が無ければ合格は出来ません。 一級試験は二級試験と比べて、圧倒的に難易度が高くなり、受験者も二級のような工業高校生や専門学校生または三流大学生とは違います。東大を含め、国立大の受験者がライバルとなります。 問題の難易度が上がり、合格ラインも高く、受験者の質も二級とは比べものになりません。 それなのに一次合格率は21%、二次合格率は33%しかありません。 つまり、一発合格できる確率は、21%×33%=6.9%です! 二次試験の浪人組を合わせても9.9%の合格率しかないのです。 二級のように一次試験で約40%も合格するような簡単な試験とは比べることはできないのです。 さて、質問について回答します。 ①学科試験は、格段に試験問題の難易度は向上します。二級のような単純で基本的な問題は出題されません。つまり、二級レベルの知識は知っているものとして出題がされます。 ②製図試験は、二級と違い、記述試験が加わりますので、構造や設備についての知識が無ければ回答できません。そして、4種類の製図を書きあげる必要がありますが、二級と違って、5~7階の建物を計画します。よって、高さ制限や採光などの法令順守はもちろんのこと、各諸室についても課題条件以上に自分で検討し、計画することになります。 ③一級学習している方は、基本的には二級問題は解けると思います。しかし、出題傾向が異なりますので、十分な知識があっても二級問題を実践するなどの事前訓練が必要になります。これは、あまりにも簡単かつ基本的な問題が出題されるので、一級受験者は戸惑ってしまうためです。
学科は、解けなきゃヤバいね。 製図は特化してやるから、 1級でやらない木造は勉強しなきゃ無理でしょうけど。
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