建設コンサルタントについて教えて下さい。 ①「建設コンサルタント」の設計業務に従事する上で法令上必須の資格はありますか…

Question

建設コンサルタントについて教えて下さい。
①「建設コンサルタント」の設計業務に従事する上で法令上必須の資格はありますか？トンネル等のインフラ設計はやはり資格は必要ですか？②「建設コンサルタント」の設計業務は具体的にどんな感じですか？難解な構造計算をもとにインフラを設計する技術が求められますか？
③トンネルや砂防堰堤などの非破壊調査や山間部の安定度調査を行うだけの企業でも「建設コンサルタント」と言うのですか？確かにその業務は「建設コンサルタント」の業務の一部になりますが、「コンサルタント」という以上は、それをもとに建設物の改修、新築、取り壊しの要・不要について助言したり、インフラの設計業務も行うことは建設コンサルタントとして必須だと思うのですが、どうなんですか？知人が建設コンサルタントに就職したいそうなんですが、応募予定の企業が上記のような調査しか行っていないようだとその知人が言っています。実際にそうなんでしょうか？だとすると、違和感ありです。

以上お願いします。

Answer 1

①「技術士」が求められます。
トンネル設計であれば、技術士 建設部門（トンネル分野）で業務登記し、かつ管理技術者、照査技術者にそれぞれ有資格者を配属するよう要求されることが多いです。
②建設コンサルタントの指す業務内容は非常に幅が広いです。
質問者様の言うような、構造計算とそれに基づく設計図面を作ることも一つですが、インフラを整備する上で、計画・調査、設計、施工、維持管理についてサポートすることも建設コンサルの業務になります。例えば道路を計画するのに交通量調査をして、結果から必要な道路の規格やルートを計画し、それを基に実際施工できる詳細図面数量を作成する。など、この一連の流れは全て建設コンサルタントが請け負っているケースが多くそれぞれについて要求事項も業務内容も異なります。さらに、建設コンサルといっても部門（道路、河川、鋼構造、コンクリート、基礎、鉄道、港湾など、、、）も複数に分かれている為、一言に建設コンサルタントと言っても多岐に分かれます。
トンネルの設計を主にやっているコンサルもあれば、道路の計画をやっているコンサルや、調査解析を得意としているコンサルもあります。大きな会社であれば一連すべてを請け負っている会社もありますが、複数人や協力会社などと連携してやっていることが多いです。
ちなみに、私の所属している会社では、工事に必要な詳細図の作成を主に受けおっておりますので、構造計算や、より有利になる構造の比較、図面数量の作成、必要工事費用の計算をやることが多いです。この部分だけでも様々なスキルや経験が求められます。

③調査専門のコンサルもあります
測量、地質調査、構造物調査・診断など多数ございます、質問者様のおっしゃるように補修の提案や評価などを求めれることもありますが、調査結果をまとめるまでを専門としている会社もございます。
こういう調査解析行い、その結果壊れそうですね。となれば、別途補修設計が行政から発注され、修復や取り壊して新規に作成するなど別のコンサルが行います。
言い方は間違っているかもしれませんが、（専門の人からすれば業種分かれているのかもしれませんが）定期的に電球を交換してくれる会社も電気の鉄塔をつくる会社も電気屋さんというくくりにされているのに近いかもしれませんね。

Answer 2

1.ない
建築士のような業務独占資格はないです。
ただし、公共機関から業務を受注するためには、国土交通省の規定に基づく登録が必要な場合が多く、登録するためには『技術士』を専任の技術管理者として置く必要があります。また、業務の管理技術者をやる場合には、『技術士』等の資格を求められます。

2.はい
難解かどうかはともかく、設計に構造計算は必要です。

3.言います
建設コンサルタントの業務は、調査、計画、設計等の段階を踏みます。既設構造物であれば、調査診断業務の結果を受けて、補強等が必要であれば設計業務が発注されたりします。
大手であれば、調査、設計の両方をやりますが、調査だけ、設計だけやっている企業もあります。
調査専門でやっている企業は、比較的小規模な気はします。特殊な技術を保有している企業もあるので、規模だけで判断できるようなものでもないですが。