警備会社との契約について質問があります。 警備会社が下請けを使うことはあるのでしょうか？

Question

警備会社との契約について質問があります。
警備会社が下請けを使うことはあるのでしょうか？顧客が警備会社Aに仕事を依頼して、警備会社Aは下請けとして警備会社Bに仕事を依頼するとします。このような状況は問題ないのでしょうか。

Answer 1

全く問題ありません。この方法で多くの警備会社が営業していますし、警備員の全くいない警備会社もあります。

Answer 2

この知恵袋の中では、違法とする人が結構いますが、現実の世界では、普通にあることですね。
下請け、元請けの関係でなく、依頼を引き受けたが人員のやりくりがつかなくなった、、、応援要請というのも珍しくはありません。他社警備員と片側交互通行誘導なんてことも経験してます。

Answer 3

下請法は双方の資本金額と取引内容の2要件の概要で適用が決まります。
以下ご参照下さい。

下請取引適正化推進講習会テ キ ス ト（令和4年11月）最新版
https://www.jftc.go.jp/event/kousyukai/shitauketextbook.pdf

資本金はP.2でご確認頂くとして、
取引内容は下記に該当します。
P.13 オ 役務提供委託（第２条第４項）
＜抜粋＞
類型（役務提供委託に該当する例）
P.14 ○ 警備会社が、委託を受けた警備業務の一部を他の警備会社に委託すること。

ということで、警備会社による警備下請も下請法適用になります。

取引内容は該当するが、資本金区分では該当しない場合には、
下請法が適用されず、一般商取引となりお互いの契約で行なわれることになります。