先ず,法科大学院に進学するには,法学部が有利になります。法科大学院には既修者コース(2年)未修者コース(3年)があり,法学部であれば既修者コースに進学可能です。但し,法学既修者認定試験に合格しなければなりませんが。いずれかのコースを修了(卒業)した者に司法試験の受験資格が与えられます。又,司法試験予備試験に合格すれば,法科大学院を修了(卒業)しなくても受験資格が得られます。 尚,2019年入学者から法曹コースが新設され,法学部を3年で終了し,法科大学院(2年)に進学できるようになりました。又,来年の司法試験から卒業見込み者も受験可能になっています。ですので受験時期も5月から7月中旬に変更されました。 又,間違えた認識があるようですが,高校生で司法試験に合格した人はいませんよ。最年少合格者は18歳なのは間違いありませんが,慶応義塾大学法学部1年生です。過去に,同じ慶応1年(19歳)で合格し人もいました。 彼ら2人は,どちらも慶応高校3年時に,予備試験に合格し,翌年に司法試験に合格しています。 尚,司法修習中,一日の講座が終了後,任検志望者に対するガイダンス(説明会が行われ,下記の説明を受けます。 ・採用数は大体毎年70名程度 ・検察修習での成績を最重要視する。 ・次に検察起案,刑裁起案,民裁起案の順で考慮する。 ・各地各クールの検察修習1位と大規模庁の優秀者だけでも250人 近くいるので,結局,決め手になるのは加点要素。 ・司法試験の受験回数や順位も加点要素。 ・年齢は,おおむね30歳を超えていれば減点要素。 ・7月中旬までに,検察教官に対し志願表明をする。これを受けて, 教官会議で被推薦者を決定する。 ・全クラスの志願者データを持ち寄って検討するので,クラス割当枠 はない。女性枠もない。 ・被推薦者は,事実上の内定。その後一応,12月上旬に法務省で面 接を受ける。 ・どれだけ優秀であっても,アピールしないものに対して声をかけるようなことは無い。
とりあえずは可能なかぎり偏差値の高い大学の法学部に入って適性を確かめることです。大学の法学部に入ると、各講座の試験対策でグループで模範解答を分担して書いてそれを回して書きなおして試験に臨みます。なかには、自分だけで模範解答を書いている天才や秀才が何人かいて、その人に聞きに行くこともします。法学部に入るとあなたの実力がわかります。たいていは、ひとりでやっている天才や秀才の人が在学中や卒業直後に合格します。他の多くのグループで試験対策の模範解答を分担して書いている連中は企業就職します。法学部をとばして、途中から進路を変えて法科大学院へ入ると当然既習コースには入れませんが、苦労することになります。法学部へ入って、自分だけで試験対策できる人なのか見極めた方がよいです。
流れはそれであっていますよ。最近は法学部を3年で卒業し飛び級でロースクールに入学するシステムやロースクール在学時に司法試験を受験できるようになったりなど色々変更点がありますが、オーソドックスはそれで今後も変わらないでしょう。 大学は法学部である必要はありません。文学部からでも経済学部からでも理学部からでもロースクールの試験をパスすれば入学可能です。 河野玄斗さんについて詳しく存じ上げませんが、おそらく「予備試験」をパスして司法試験に合格したのでしょう。予備試験に合格すればロースクールに通うことなく司法試験を受験することが可能です。
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