はっきり言って、この二人に対しての難易度の高さの比較は難しいと思います。 理由は試験の方式が違い過ぎるからです。司法書士は試験が一日で終わり択一式がほとんどですが(口述はあるがほぼ落ちない)、弁理士試験は一次試験の択一と二次試験の論文試験二日に(ただし選択式論文は免除可)、口述試験(今はほとんど落ちないが以前は4割落ちていたため、二次試験までの合格者数が多い場合は油断禁物)となっているからです。 ただ、平均受験回数はデータを見ると司法書士の方が少なくとも1回は多そうです。 これは司法書士は試験の合格率が約5%と低いためだと思われます。 一方、弁理士はここ2年の一次試験合格率は約10%〜11%で二次試験は約25%です。一次試験合格すれば3回まで二次試験を受けることができるので、一回二次試験で落ちても2年間は論文試験中心の勉強とできるので、この辺りは一回で合格しなくてはいけない司法書士よりも受験回数は少なくて済むと思われます。 また、受験者のレベルは司法書士より弁理士の方が全体的に高いです。弁理士はどこの大学かを統計で出しており、東大、京大…と高学歴の人がかなりの割合で受けています。 一方、司法書士はそのような統計を出してませんが、司法書士事務所のHPで学歴を載せている司法書士を調べると早稲田が一番多く東大、京大はいなかったとのデータがあります。 もちろん、早稲田も学歴は高いですが、やはり国立の2トップが見受けられないこと、受験者数が弁理士試験の5倍もいることから、受験者のレベルは大分散らばっており、ここには弁理士が上なのは間違いないと思います。 これから、単純に受験回数で比較すると司法書士が上ですが、試験方式や受験者のレベルを考慮すると弁理士が上の可能性もあり、比較が難しいといった感じです。 因みに司法書士試験に合格していれば弁理士試験の選択科目免除が可能ですが、その司法書士試験免除を使った弁理士試験合格者を見ても他の受験者とさほど変わらず、そこからもどちらがとするのは難しいです。 収入が見込めるのは平均年収考えると弁理士です。 ただ、これも弁理士は英語のスキルや特許を扱う場合には技術的な知識も求められるために単純に弁理士という資格で考えていいのかはわかりません。また、年収は学歴にも関係すると考えると高学歴が多い弁理士の方が上なのは当たり前という面もあります。さらに独立は司法書士より難しく、田舎で開業は難しいです。 一方で司法書士は弁理士ほど他のスキルを求められず、独立しやすく、弁理士よりも色々な地域で開業できます。 そこから、本当に収入だけを見ると弁理士の方がよくなる可能性は高いと思いますが、諸事情を考慮すると司法書士の方がいいかもしれません。 司法書士と弁理士だけで長くなったので税理士は書けませんでした。
難易度税理士、司法書士≧弁理士 将来性司法書士>弁理士>税理士
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