公認心理師の受験資格に実務経験5年のルートがありますが大学等の履修はしてなくても可能なのでしょうか？

Question

公認心理師の受験資格に実務経験5年のルートがありますが大学等の履修はしてなくても可能なのでしょうか？

Answer 1

いいえ。

公認心理師になるためには指定大学と指定大学院で必要単位を履修しなければなれません。

実務経験５年以上の【区分G】（通称：Gルート）での受験は特例措置としてこれまで実施されていたものです。
既に臨床心理士や精神科医等として働いてきた方たちが公認心理師法の施行2017年9月以前から５年以上の心理相談実務経験を証明出来る場合に限って、現任者講習会４日間の受講を条件に公認心理師の受験機会を与えられていたものです。

http://shinri-kenshu.jp/support/examination.html#exam_001_anchor_03

こちらの試験は先日2022年7月17日が第５回試験でしたのですべて終了しています。
今後第６回以降受験される方、法令施行後に大学入学された方は全員Gルート以外の受験者となります。

ただし指定大学に入学出来ても全員が公認心理師コースを受験出来るとは限りません
多くの大学が２年次以降成績順等での選抜方式を取っています。

なお、区分BとF（BルートとFルート）の指定施設は国内で数か所しか認可されていませんのでかなりの狭き門です。

ご参考になれば幸いです。

Answer 2

実務経験5年のルートは、公認心理師資格が誕生した5年前の段階で既に現場で心理支援に携わっていた人たちのルートです。そもそも、それが今年までの制度であることも含めて、これから実務経験を積みはじめても遅いです。

また実務経験2年というルートもありますが、これは大学で必要単位を取った上での実務経験です。しかし、実務経験としてカウントされる機関が少なすぎて確率的にほぼ不可能なルートです。

ということを踏まえると、現実的に可能なのは、大学と大学院で所定の単位を取得するルートのみです。