近所の小学校教師の話です。残業をやっても残業代はもらえない。と言っていました。 日本中そうなって、いるのでしょうか、知…

Question

近所の小学校教師の話です。残業をやっても残業代はもらえない。と言っていました。
日本中そうなって、いるのでしょうか、知りたいです。

Answer 1

公立学校の教員には残業代が支払われない仕組みになっています。
小学校でも中学校でも高校でも、です。

公立学校の教師には「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」（給特法）が適用されており、
給特法３条には以下の２点が明記されています。

・時間外・休日手当は支給しないこと
・月額給与の４%にあたる額を上乗せして支給すること

要するに公立学校の教員には残業代の代わりに、
「月額給与の４%にあたる額」がみなし残業のような形で毎月支給されています。

私立学校の教員には残業代はでます。
一般の企業と同じです。

公立学校の教員は公務員扱いで（自治体採用）
私立学校の教員は一般企業と同じ扱い（その学校採用）です。

私の息子は大学付属の私立高校の教師をしていますが、
残業代はあまり請求しないと言ってました。
請求しずらいのかな、と。
まだ2年目なので仕方ないのかな。
とにかく教師は拘束時間が長いですよ。

一番良いのは、
大学付属の私立校の教師です。
私立ということと、さらに大学という後ろ盾があるので、給料が多少良いです。

Answer 2

公立学校なら、日本中でyes.

驚くべきことに、このクソ遅れた国ニッポンにおかれましては、公立学校の教員に事実上無定量の労働義務を課しています。更に腰抜かすほど驚くことに、それが適法です。
今一度書きます。
「公立学校の教員であるオマエは、タダで、際限なく働きやがれ」これが何と 適 法 なのです（給特法3条）。

個々の適用違憲どころか法令違憲（憲27Ⅱ、98Ⅱ）すら視野に入ってきますが、労働法学者以外、誰も気にしません。
美しい国、ニッポン。

慢性的な教員不足につき、美しい国ニッポン国政府は最近、教員免許の更新制を撤廃しました。それにより教員のなり手を増やそうとしていますが、そういう問題じゃない。
「タダで、際限なく働きやがれ」これをいけしゃあと”適法に”主張されてしまう職業に誰が就くとでも？

美しい国、ニッポン。

Answer 3

公務員関係の事業所は、たいてい残業代に充てる予算は定額なので、それ以上残業しても予算がないということで、ただ働きになるのかも知れません。