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法曹への転職についてのご質問です。

法曹への転職についてのご質問です。私は25歳で、一般企業に勤務しております。非法学系の修士課程を修了していますので、現在入社2年目です。仕事内容は法務とは直接関係しません。 私は、大学時代から進路について迷って色々なものに手を出してきてしまいましたが、近頃、法曹への思いが改めて強くなってきました。特に検察官を志望しております。 法学部ではありませんでしたが、大学時代より法律は少しかじっており、ある程度の法律知識はあります。行政書士試験に合格し、一昨年と去年は予備試験短答にも合格しています。今年の予備試験短答は、自己採点で合否ラインギリギリといったところです。 しかし、働きながらの予備試験専願は、勉強時間がなかなか確保できず、最終合格の見込みがたちません。そこで、法科大学院への進学を考えております。首都圏の大学院で司法試験の実績が良いところとして、東大、一橋、慶応、早稲田、中央あたりを考えています。 そこで、以下についてご質問いたします。 第一に、仮に大学院を修了して司法試験に合格した場合、ストレートでも修習時に28,9歳になってしまうのですが、それでも検察官への任官は可能でしょうか。また、弁護士になる場合、一定以上の高条件での就職(たとえば首都圏で初年度500万以上)での就職は可能でしょうか。 第二に、上記で挙げた、東大、一橋、慶応、早稲田、中央、あるいはその他でおすすめのローはありますでしょうか。私が調べた限りでは、中央はサポート体制が充実しているように感じました。 第三に、考えたくない事態ですが、司法試験に合格できなかった場合、どのような進路が考えられるでしょうか。企業の法務部などに就職した事例や、行政職の公務員になった事例などを聞いたことはあるのですが、実際のところどういう人が多いでしょうか。 また、可能であれば、社会人が利用できる奨学制度等についてもご教示いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。

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ID非公開さん

回答(1件)

  • ベストアンサー

    まず、働きながら予備試験に挑戦され、短答にも合格されているということですから、非常に優秀な方だと思います。 現在のところはとても順調ではないかと思います。 普段のお仕事が終わり、自宅に帰る時間が何時ごろなのかはわかりませんが、仕事をしながら予備試験に挑戦することは非常に大変なことです。 土日祝日をどのように過ごされているか分かりませんが、高い自己管理能力がなければ、働きながら短答を突破するのは難しいと思います。 ですので、第三の選択肢として、司法試験に合格できなかった場合の道はあまり考えなくてもよいと思います。 進学先のロースクールにもよりますが、ロー内で予備の短答を突破する人は、それだけでもかなりの優秀層です。 中央や早稲田などであれば、30人程度のクラス内で予備短答を突破している人の数は10人前後だと思います。 中央や早稲田で上位3割に入っていれば、初挑戦で司法試験に合格することは十分可能ですので、安心して大丈夫だと思います。 次に、第一についてですが、検察官への任官は30代前半までであれば可能です。時には後半で任官される方も少数ですがいます。任官者の出身ローは公表されていますが、直近の74期では横浜国立、立命館、法政、広島、上智など幅広いロースクールから任官されています。横浜国立などは既に廃校になっているようなロースクールですから、かなり広い範囲から任官されていることが分かります。 敷いて言えば、検察は京大閥なので、京大ローの出身者は比較的多いです。 次に、好条件での就職が可能かは、ご自身の出身大学、今されているお仕事、コミュニケーション能力などにもよりますが、可能ではないかと思います。ただし、求人の件数としてはそれほど多くはありません。 現在は1400人程度が司法試験に合格していますが、検察官が70名、裁判官が60名、大手5大法律事務所の入所者が200名程度ですので、毎年350人程度は、このいずれかから内定をもらっていることになります。 残りの1100人程度は、準大手や個人の事務所などに入所します。中には企業内弁護士になる人もいます。 初任給が500万円以上の事務所となると、準大手かそれに準ずる程度のところだと思いますが、1400人中、半分くらいの方はそのくらいの初任給になるのではないかと思います。最初に弁護士登録する方は圧倒的に東京が多いので、東京でありさえすれば、地方よりは給与水準は高いと思います。 ただし、将来独立したいとか、弁護士として必要な経験を積みたいと考える場合には、初任給を考え過ぎず、自分のやりたい案件があるか、将来のためになるかなど、長期的な目線で進路を決断した方がよいとのことです。 あとは、中には所属事務所の仕事の他に、個人受注を許可している事務所があるので、給料の他にアルバイトのような副収入を得ることができます。予備校で模試の添削をしたり、個別指導をして副収入を得ている人もいます。 このような方法を考えれば、年収500万以上を得るのはそれほど難しくはないのではないでしょうか。 第二に、おすすめのロースクールですが、まず東大と京大はGPAが3を超えていない場合にはおすすめできません。その点、一橋はあまり成績は関係ないので、TOEICのスコアが450点を超えるようであれば、一橋がおすすめです。一橋のアドミッションポリシーとして、開放性や多様性をうたっているので、質問者さんのように社会人経験があり、他学部出身者の方であれば、一橋が求める人材に合致しています。 次に、中央ですが、中央は昨年の留年率が45%前後でしたので、明治に匹敵する留年率となっており、おすすめできません。 特に中央は近年レベルが下がっており、入学前に予備短答に合格している人はほぼいないので、入学後に周りの人たちとのギャップを感じると思います。 早稲田については就職は良さそうですが、こちらも学年150人のうち50人程度は留年しているので、注意が必要です。 ロースクールでは教授独自の範囲から定期テストを作成したり、採点方法も予備試験や司法試験ほどは客観性、公平性が担保されていないため、実力があっても偶然落としてしまう科目が出てくることもあります。 なので、早稲田や中央に関しては、留年率の高さという点で注意が必要だと思います。 こうなると、慶應と一橋が有力ですが、滑り止めとして確保するとしたら、都立、筑波、日大あたりがおすすめです。 都立は9割以上が進級しており、既修ならば初年度の合格率が4割程度で、学費や入学金も非常に安いです。 また、日大や筑波は夜間があるので、夕方18時20分までにキャンパスに着けるようであれば、離職せずに修了することも可能です。 残業や会社の立地の関係で夜間が難しいということであれば、都立以外でおすすめのロースクールはありません。 今は地方の旧帝大の合格率が上がってきており、人気も急上昇しています。 特に留年率が低く、司法試験合格率が高いロースクールとしては、名古屋大学、神戸大学、大阪大学はおすすめです。 どうしても東京に残りたいということであれば、一橋、慶應、都立になるかと思います。 中央は全額免除がとれそうであれば進学を検討してもいいかもしれませんが、周りのレベルや留年率を考えると、環境はあまりよくないかもしれません。 第三については考える必要はないと思いますが、どうしても気になるようでしたら30手前までに特別区の公務員試験を受験されればいいと思います。特別区は採用数も多く、公務員試験の中では比較的受かりやすいので、法律の学習経験などを活かして特別区を受験されればいいと思います。 質問者さんは短答が得意だと思いますので、比較的受かりやすいと思います。 奨学金については、学内で一定のGPAをとると給付されるような仕組みのものから、本人や親の年収を見て、学費が決まるようなところもあります。 収入で学費が決まるのは主に国立や公立です。自身が学費負担者で、なおかつ仕事を辞めてローに入るのであれば、場合によっては全額免除、あるいは半額免除になるかもしれません。入学後の審査で決定するので、運にはなります。都立の場合は入学前にある程度基準がわかっているので、免除の有無はだいたい分かります。 私立は入学試験で免除の有無がだいたい決まり、あとは入学後にいい成績をおさめると、日本学生支援機構から借りた奨学金が返還免除になることがあります。卒業時に成績が良ければ現金が給付されるところもあります。中央はそうです。 なので、一番お金がかからないのは、入試成績で全額免除を出し、日本学生支援機構から奨学金を借りて、卒業時の返還免除を目指すという流れです。 ただ、全額免除を出すようなところは中央や下位のローが多いので、候補としてはあまりないと思います。 確実に安くとどめるのであれば都立が安いとは思います。 以上になりますが、追加で分からないことや疑問に思うことがありましたら返信欄でどうぞ。

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