解決済み
簿記2級の連結会計の質問です。投資と資本の相殺消去ですが 資本金/子会社株式 で消去しますが、こうしてしまうとそもそも子会社株式を取得しなかったことになり、親会社の資産は増えていないような気がするのですが、連結精算表のどこが、子会社の株式を得たことによるプラスになっているのでしょうか。 テキストには重複を消去すると書いてありますが、これでは重複ではなく、そもそもなかったことになる イメージしてしまいます。 詳しい方ご教示ください。
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連結会計は初めに親会社の個別財務諸表と子会社の個別財務諸表を「合算」します。この前提知識がないと連結は何やってるかわからなくなるので押さえましょう。 単純に合算したものから余計なものを排除していくのが連結会計の手続きになります。 投資と資本の相殺は何をしたいかというと、「純額表示」から「総額表示」に切り替えることです。 株価というのは貸借対照表に記載されている純資産を基礎として算定されますので、親会社が保有する子会社株式は子会社の純資産といえることになります。 一方、子会社からみた純資産というのは親会社から払い込まれた資金であるといえます。 連結財務諸表は企業グループとしての経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローを開示するために作成するため、単純に合算したままでは、親会社が計上した子会社との取引、子会社が計上した親会社との取引が重複して表示されることとなります。 よって、投資と資本の相殺についても親会社の子会社に対する投資、子会社の親会社からの払い込みという同一の取引が企業グループの貸借対照表に記載されていることになりますので、相殺することとなります。 また、純資産は資産から負債を差し引いた単なる差額であるため、親会社の個別財務諸表と子会社の個別財務諸表を合算した時に子会社の資産と負債が企業グループの貸借対照表に記載されていることになりますが、このままでは、子会社の純資産を表す親会社が保有する子会社株式が計上されているため、子会社を表すものが純資産という「純額表示」と、資産及び負債の「総額表示」の両者が存在し、企業グループの貸借対照表を適切に表示できなくなってしまいます。そのため、子会社を表す子会社株式(純資産)を子会社の資産及び負債に表示を切り替えるために投資と資本の相殺を行っています。 文章が長くなってしまい申し訳ないです。ご不明な点がございましたらご質問下さいm(_ _)m
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