工学系は,学部と修士までの6年一貫教育をしている大学が ほとんどです。修士が研究者養成だとは我々は考えていません し,企業も修士を専門家とか研究者とは捉えていません。 6年教育でしか大事なことが伝えられないため,カリキュラム を6年一貫で組んでいます。できるだけ修士には行ってから 就職して欲しい。ただし,しょせん大学の教育内容は基礎です から,企業におけるOJT でも必要な知識は得ることができます。 さて,国家公務員の場合,合格してからその権利が2年間有効 です。そして,4年生の夏に公務員試験を受けるには,まだ 勉強が足りず,合格する可能性が低いのが実態です。ですから 国家公務員(国交省や環境省・経産省など)になりたい学生 には修士1年の夏に公務員試験で合格するように勉強させます。 そうすれば,修士1年の冬に事前の省庁訪問や面談ができて 早めに採用を決めることができ,それは我々教員にとっても その学生が修士2年の春から修論に集中できるというメリット があります。4年生よりは修士1年生の方が,その勉強時間と 各種対策を1年間できることから,合格率が高くなりますので そういう風に指導しています。 地方公務員もほぼ同様ですが,これは広い知識を必要とする 公務員の仕事をするためには,修士くらいまでに我々が 設定したカリキュラムで勉強していることがプラスに働き ます。だから修士に行くことを推奨しています。
理系大学院修士まで出て、公務員になった者です。 最近は、技術系公務員に院卒が多く、院卒の方が優秀で役に立ちます。そして、院卒の方が出世している人が多いです。
なるほど:3
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私の場合と母校のOBOG会、職場の先輩、同僚の3点から回答します。 1 私 小学校の高学年くらいから、外資系に行くか、先生か公務員かと決めていて、いずれも大学院へいく必要があると思っていました。 学年で7つ上の兄が居た影響もあったと思います(文系ですが、大学、大学院のこと聴いていたので)。 2 OBOG会 半数が大学院修了です。 4卒、大学院の件は、OBOG会では特に話題になりませんでしたが、先輩方見ていると、大学院修了は、全員次長級以上になっています。次長で終わった方も、部長の椅子が空いていたら上がったと思う方です。 4卒でも次長級居ますが、部長級居ないです。 3 同僚 化学職は、ほぼ大学院です。大学院でない方を探す方が早いくらいです。 土木職は、半数くらいが大学院です。 建築職は、1/3くらいが大学院です。 電気職、機械職は、絶対数が少ないので割合難しいですが、約半数が大学院です。 最後の職場の所長が京大の化学で大学院ですが、大学院の件を話したことがあるのですが、化学職の方は、普通だと言うことでした。 4 余談 事務職ですが、学芸員は、大学院修了+考古学会とかで発表実績必須で募集でした。それでも、学芸員の募集が少ないので、応募が多いようです。 学芸員はそれだけで、理系に近いというか専門職かなと思います。
なるほど:1
修士課程は研究者の入り口です。 で、大半の人は2年間で研究に向いていないことを自覚して修士修了で大学を離れます。 大学の教官も修士課程にはカムカムエブリバディですが、博士課程に行こうとする多くの学生にはやんわりと進学を諦めさせます。 私の娘も東京で一番大きな国立大を卒業し、オーストラリアの大学院に進学しましたが、やはり限界を知って修士修了で帰国し、今は霞が関の公務員です。
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