今の会社に残るか、地元に帰るか。

Question

今の会社に残るか、地元に帰るか。客観的なアドバイスをいただきたいです。

現在28歳の者です。タイトルの通り、どちらを選択するかでとても迷っています。
以下にそれぞれの特徴と、考えていることを記します。

【現在】
・大手企業勤務
・給与、待遇には満足している。
・会社の今後の展望に、とても興味を持っている。
・世間ウケはかなりよく、ステータスがある。
・優秀な人が多く、その中で成果を挙げることに大変さを痛感している。
・仮に出世したとしても業務が大変なので、自分には荷が重いと感じている。
・現在営業職だが、休日対応や残業も多く、仕事としては正直そこまで楽しくない。
・現在は首都圏勤務だが、いずれは両親の近くにいてあげたいので、Uターンを考えている。
・営業であれば地元支社への異動は可能。しかし、上述の通り営業に魅力を感じられず、以前担当していたバックオフィス系に戻りたいが、その場合は必然的に本社勤務となる。

【地元】
・地元の道府県庁の内定をいただいている。
・学生時代から公務員の仕事には興味を持っていたため、働いてみたいと思っている。
・様々な分野の仕事ができる点、自分がやってみたい仕事ができる。
・両親の近くにいることができ、お互いに安心感がある。
・今後のライフプランを設計しやすい。
・メリハリをつけて、ワークライフバランスを大切に働きたいが、今よりは叶いそう。
・給与がかなり下がる(3分の2以下)
・下がったとしても実家暮らしになるため、そこまで生活レベルは変わらない可能性もある。

といった状況です。
現在の会社に残ることを考える要因は、会社の今後の展望を見てみたいという点です。新規事業など、会社の変革期に差し掛かっており、ワクワクします。
しかし、それも数年後には落ち着くので、そうなると今の会社に長期的に残るイメージは持てません。

今回地元に帰らずとも、いつかは地元に戻るつもりなのですが、その際にも現在内定が出ている、都道府県庁は必ず受けたいと思っています。
そのくらい、現在の内定先は私にとって魅力を感じている場所なので、何年後かに受けても受かるか分からないのであれば、今のタイミングで転職するのがベストかなと思ったりもします。

本当は30歳まで今の会社でやりきって、地元に帰ろうと思っていたのですが、腕試しに公務員試験を受けたところ、受かってしまいました。
嬉しかったですが、もう少し今の会社でやり切りたいと思っていた私は、とても悩んでいます。
長文大変失礼しました。

Answer 1

おぉ、内定おめでとうございます。
腕試し感覚でぺろりと受かるようなら、そこそこに“デキる”と考えて差し支えないでしょうかね。

その上で、私は、今の会社を勧めます。
地元に戻ると人がつまらなく見えます。
周囲の人間が今の会社の3分の2くらいのスピードで動いているように見えます。
仕事のできる人が忙しくしていて、仕事のできない人が得をしているかのような状況が多少ストレスになります。
給与が下がって、使えるお金が減るのと同時に、地元のお店や品揃えが今の暮らしと変わってしまって、目新しさのない刺激の少ない生活だと感じるようになります。
親と一緒にいて、それはそれで良いことだと思っていたのが、さほど親孝行をするわけでもなく日々のんびりしてしまう自分にもったいなさを感じます。
休日に一人で出かけるのが、友人がいないのかと感じるようになります。
全般的に“無難な暮らしだ”と感じて、守りに入ったことを自覚します。

――とまぁ、まだありますが十分かと思います。
それらが、魅力的に見える時期も来るかもしれませんが、いずれにせよ28歳、今すぐ転職はおよしになったほうが、この先の納得感が高いかと思います。

Answer 2

地方に、大企業は少ないです。概ね、中小企業が多いです。そんな中、都道府県庁は、地方の大企業並の年収です。いまの貴方からすれば、少ない額でも、地方在住者から見て、都道府県庁の年収は高いです。そして、都道府県庁に受からなければ、より年収の低い、中小企業で働かざるをえません。また、中小企業から都道府県庁に転職したい人より、都道府県庁から中小企業に転職したい人の方が恐らくは、少ないでしょう。

20代後半は、地元に帰るか都会に残るか皆が悩む時期です。
どちらも、正解です。
地元に帰れば、都会で頑張ればよかったと後悔しますし、都会に残れば地元に帰ればよかったと後悔します。
地元に帰れば、その後都会に戻ったとしても今より待遇のいい会社へはきっと就職できないでしょうし(年齢もあり)、都会に残れば、その後地元に帰ったとしても今の内定先より待遇のいい会社へはきっと就職できません(やはり年齢のため)

地元に帰れば、あー都会に残ればよかったなあと最初は悶々としますが、地元での穏やかな日々がそんな悩みも包み、癒してくれます。
逆に、都会に残れば、時々は、あー地元に帰ればよかったと思うときもありますが、都会での忙しない日々が忙殺し、忘れさせてくれます。

そうこうしているうち、都会に戻る機会、又は、地元に帰る機会を失くし、その地に落ち着きます。どちらも、あなた自身にとっては正解でしょう。が、あなたの周りで、今の会社は規模を縮小するかもしれませんし、都道府県庁もリストラが始まるかもしれません。未来のことはわからず、あなた自身以外の要因で、正解か不正解かわかれるかもしれないのです。

結局、あなた自身で賭けに出るしかありません。