高校生の弟が将来は制作進行になりたいと言っているんですが、アニメ業界は大変だから辞めておいた方がいいとアドバイスしました…

Question

高校生の弟が将来は制作進行になりたいと言っているんですが、アニメ業界は大変だから辞めておいた方がいいとアドバイスしました。大変でもやりたいと言って聞きませんでしたが...弟の人生なので自分の責任で好きにやればいいと思いますが、制作進行ってかなりブラックで給料も安いですよね？
いわゆるやりがい搾取の典型だと思います。憧れのアニメ制作に携われるという餌を撒いてピュアな若者を薄給で使い捨てる...言い方は悪いですけどそうやって次々と人を入れ替えて何とか回してる業界ですよね...
その中でごく一部才能がある人はプロデューサーや監督になれるでしょうけど、それはとても狭き門であって、その部分だけを見て業界に入っていくのは危険だと思うのです。
僕は現在大学生で、アニメは好きなのでアニメ業界について調べましたが、現状を知り、アニメは見るだけにしようと決めました。自分は来年の春から公務員(市役所)です。ある意味正反対と言うか、ド安定の道を選びました。

Answer 1

制作進行と作画マンは9割が1年目でやめる
アニメ制作の中でも超ハードなものですし、アニメ業界自体トップ層を除き低給です。
ちなみに制作進行に特別な技術は求められないので頑丈で1週間くらいならほぼ徹夜ができる！って人だと喜ばれますね
後3ヶ月連勤とか、泊まり込みとかまぁ使い捨て感覚で激務は当然ですね
とても人に勧められるような職ではありません。それでも制作進行になりたいなら良いですが、絵が描けないけどアニメ制作に関わりたいだけって人にはCGか撮影が比較的マシですね。

Answer 2

好きな事と適性があるか、別のことなのですけど、仕事が何かまだ分かってないようですね

夢見てるうちは、放っておけばいいでしょう

Answer 3

大丈夫ですよ。

アニメの制作進行の労働状況は、働き方改革で変わらざるを得なくなったんですよ。
非常に厳しいもので残業超過した会社には罰則があるんですよ。

ですのでこの2～3年で労働環境が改善しました。

4～5年前までは普通に土日も出社で徹夜している人も沢山居ました。２週間泊まり込んで腰を悪くして辞めてった女性進行も居ましたね。

その前までアニメ業界に居た人にはにわかに信じられないかもしれませんが、いまは土日は基本的に休みです。徹夜も禁止です。

土曜出社があっても申告制になったので、カッティングやV編前のどうしても、という時以外は基本的に休めと言われます。

日曜仕事すると会社から怒られます。

そのように働き方は改善してますが、その分制作進行の個人の能力の差が浮き彫りになりました。

今までは長時間労働でなんとか回していたので、多少仕事が出来なくても体力でカバーできる男性が圧倒的に有利だったんですよ。

ですが、男女で労働時間が平等になると、「決められた時間内に成果を出す」のは女性の方が圧倒的に優秀です。

男女で立場が同じになると、女性の多くがマルチタスクとコミニュケーション能力のバランスが良く、仕事が出来るとの評価です。

ですので体力でカバー出来なくなった分、仕事が出来なくて契約社員の間に契約解除になる男性が割りと高いですね。
そつなく仕事をこなす女性は一年～二年程で社員登用の話が出る事が多いです。

アニメ業界は完全な実力世界です。
それは進行も変わりません。仕事の出来る人が上にいきます。

コロナになって唯一良かったのは、飲み会が無くなったので
飲みニケーションがなくなり、現場から離れた上司との酒の付き合いで出世するような仕事の出来ない馬鹿
が幅をきかせられなくなった事ですね。

朝まで酒に付き合える体力のある男性の方が圧倒的に有利ですし、若い女性だとセクハラ問題が出てきます。
あんな悪習は害でしかないです。

おかげで酒の付き合いだけで出世したような馬鹿は無能がバレて、上司は現場の評価、仕事の出来不出来だけで判断が出来ます。

薄給も能力次第で意外とそうでもないです。
年300万程の会社もいまだにありますけど

大手は制作でも年700万貰えたりします。
もっと大手になると800～900万もいきますね。
役員になると1000万越えます。

仕事をそつなくこなしながら、沢山の上手いアニメーターと上手に人脈を築いて、背景、撮影、3D含めて
自分の仕事を一生懸命やってくれるスタッフをどれだけ作っていけるか？なんですよ。

頭の良い人は最初は中堅会社を渡り歩き、沢山作画さんと知り合いになって一緒に仕事をして、デスク以上になったら、自分の人脈引っ提げて大手に転職します。
自分の価値は自分で高めていくんです。

労働環境は改善してクリーンになりつつありますので

人と関わるのが好きな人、人を育てたり、クリエイターと一緒に良い作品を作りたい人、野心のある人にはおすすめですよ。