解決済み
国家公務員志望の大学生です。先日大学で説明会があったのですが、国税専門官や国土交通省地方整備局員は、ほとんどの場合全国転勤ではなく管轄区域内で異動すると聞きました。 その場合、結婚やそのほかの事情で例えば東京国税局管内から名古屋国税局管内、関東地方整備局から中部地方整備局に異動することは可能なのでしょうか。 ご回答よろしくお願いいたします。
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地方整備局の職員でした。一般職は自分の整備局内で異動するのが原則です。技術系は自分の局内以外に本省への異動があります。仕事で地方整備局を縦のラインとしている本省の河川(水資源局)、道路、港湾などの各局は、一般職は、各地方整備局からの出向、異動で、何年か勤務すると地方に帰るという異動にしています。事務職も一部は本省勤務がありますが極めて稀です。 さて、他地方整備局への異動ですが、まずどの局も厳格な定員管理があるので、個人的な事情を組んで他地方整備局から人をとって定員を増やすということやその逆の減らすということが、民間の会社のようにいかないのです。 各地方整備局の定員は、毎年定員要求し、理由をつけて、説明資料をたくさん作りその中で増員や部署別の配置人員を決定しています。定員を超える採用や職員増はできませんし、減らす方も上記のようや作業をして張り付けている定員を減らすとなると、省内のみならず、人事院や財政を司る財務省からも、なんで?と厳しく問われます。 ただ定員は、各地方整備局ともパンパンに100%埋めているわけではありません。自治体や財団へ出向した職員が戻ってきたりするために僅かに空きを作ってますし、イレギュラーな形で職員の異動や補充が出る可能性もあるからです。 といってもこの空き定員は計算させたものなので、個人的事情の職員のために運用でつかうことは、相当な理由がないダメですね。 原則は例えば、関東地方整備局の人が近畿地方整備局へ変わりたいと希望が一人あり、逆に近畿地方整備局から関東へ変わりたいという一人がいて、職種や年齢が近いならバーターということで変われることがあります。ほとんど係員とか若いうちでないと釣り合いが取れる異動希望者がいないし、もちろん勤務成績がいいことが条件です。 技術系に比べ事務系も仕組みとしては同じですが、事務職のバーターはめったにないです。事務系一般職は、地域区分(関東とか東北)がある採用なので、そもそも他地域の人が採用になることが非常に少ないのもある。 技術系は、他地方整備局で、自分の局では経験できない特殊な事業(たとえば大規模な都市部のトンネルや特殊なダムなど)がある場合、技術職員に自分の局内ではできない経験できる大規模プロジェクトは人が不足するので、他地方整備局から応援人員を借りる、また東日本大震災のように大規模な災害復興があるという時にも応援という形で一時的に出向させています。この応援などの時は定員は各局の分を一時的に移し替えているが、定員はそのままで職員のみ数年の出向という形で運用しているので、プロジェクトが終われば職員も戻すので出た先に局にずーといることはないです。 なお、関東地方整備局のみ他の局と違い比較的他地方整備局から移れることが多いです。まず関東地方整備局は職員が飛び抜けて多い上に本省に一番人を出したり、地方出身で東京の大学だったのでそのまま関東で採用になったが地方に戻りたいとか、夜間に通学できる大学があるので高卒一般職の職員が夜間大学へ通うという時に4年間東京の出先に異動させ大学が終わると地方に戻すとか 地方公務員へ転職するとか人の異動が他地方整備局とは違うからです。 まとめると、どの地方整備局も厳格な定員管理がありますので、その年の地方整備局の定員管理で対応できる異動でないといけない。 技術系と事務系では事務系は特に変わることが滅多にできない。 自分の故郷に帰りたいとか親の介護とかの理由はまず聞いてもらえませんね。他地方整備局への異動では。自分の局内の異動なら事情を配慮した異動はできます。 他地方整備局の職員と結婚することになり、夫婦のうちどちらが元々の本籍と違う地方整備局に異動してそこにずーといたいという事情が、やはり一番変われる可能性が高いし融通が効きます。
なるほど:1
どこの役所の機関かにもよりますが、採用された地方局から、他の地方局に異動になることはあります。 異動にも2通りあって、例えば大都市の局のやり方を勉強して来い、という形で、2年か3年という一定の期間他の局に異動してまた戻ってくる、というもの。 この場合は異動の辞令が出て、それに従うことになります。(役所と場合によって、事前に打診があることもあります。) もう一つはお尋ねのように、例えば東京の人と結婚した、というようなときに、ずっと東京局の管内の勤務になる場合です。移籍、というような言い方をすることもありますが、サッカー選手のレンタル移籍と本移籍の違いみたいなものです。 この場合は、FAみたいに自分の意思で移籍することはできませんが、お尋ねのような、東京の人と結婚した、とか、逆に親の世話をするために郷里の局に行きたい、というようなもっともな事情がある場合や、レンタル移籍で異動して、異動先が気に入ってぜひずっと居たい、というような場合は、所属する局の人事に頼んでおくと、相手の局との合意ができれば、移籍させてくれることもあります。 先の方の回答の 「公務員という組織は、いったん入ってしまって身内になると、色々と融通がきくものです」 というのは結構的に当たっています。 ただ、移籍させてもらうためには、勤務成績が良好である必要があります。家庭の事情にかこつけて、ダメ職員を押しつけられた局は、二度と相談に乗ってもらえなくなります。
一般論ですけど、公務員という組織は、いったん入ってしまって身内になると、色々と融通がきくものです
可能です。 ただ、必ず自分の希望が通るか、理想的なタイミングで異動できるかは確実ではありません。 また、外から見てると同じ国税専門官でも、地域によって難易度が大きく違います。 職員数の多い東京は採用されやすい傾向にあります。 希望の国税局からは内定が出ず、後日東京国税局から面接の連絡が来たという人を何人も知っています。 そんな実情があるので、東京を出て採用数が少し少ない地方に異動するのはタイミングによっては難しいかもしれません。 また、理由に関してもご結婚や介護などであれば受け入れてもらえる可能性が高いですが、その他(例えば地元に戻りたい、親が高齢で介護は必要ないが心配など)の理由では通らないと思います。 いずれにしても地域を超えた異動は不可能ではありません。
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