解決済み
救急救命士への道についての質問です。 息子の進路で、救急救命士の専門学校と大学のどちらがいいかを悩んでいます。大学の方が昇進や就職に有利なのはだいたいわかりますが、公務員試験を受けるのに、大学の方が受ける試験のレベルが高く、受かるのが難しいと聞きました。 専門学校の方を希望していたのですが、大卒じゃないということで差がつき、後悔する事があるのか、それとも専門学校卒でも自分の努力次第で出世は出来るのでしょうか? 教えて下さい、お願いします。
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結論からいいますと、私の個人的な意見としてはひとまず消防の採用試験に現役合格するのを第一目標として、滑り止めで救命士の専門学校のルートをお勧めします。 上記について説明して行きますが、息子さんは消防の救命士になりたいという前提でお話しさせていただきます。 まず大学と専門学校の大まかな違いですが、大学より専門学校の方がより実践的であると思います。大学はどちらかというと知識の面、理論的な感じがありますので、現場第一線で働く際にそこまで大きな差はないですが。加えて専門卒は大卒に比べて現場デビューがわずかながら早いので数字だけで見れば一年ですが、中身は相当違うと思います。(看護師はこういう感じです) しかし大学の方がカリキュラムなども4年制の分、専門と比べ余裕があります。近年の専門学校は3年制が増えてきていますが、これらもそれぞれ良し悪しがあり、2年制も存在していますが、ここは救命士の勉強しか基本はさせてもらえず時間も詰め詰めで採用試験の勉強は自分で確保しなければなりません。しかし救命士の資格を取る上では最短ルートと言えます。で一般的な3年制に関してですが、2年までに救命士のことを勉強し終えて、3年ではその復習をしつつ、公務員試験対策も学校として確保してくれます。が、やはり4年制より余裕はありません。 私自身、3年制に通っているのでこれのメリットを少し詰めて説明させていただくと、採用試験も場所にもよりますが大卒で受験したい場合、専門卒であっても年齢制限のみの消防もあるので、高卒から大卒まで幅広く受験は可能ですね。 後悔する点に関しては、どういうところをご本人さんが重視されるかで変わってくると思います。例えば給料のことであれば、基本給自体も地域によって差はありますし、政令指定都市などの大都市では、そこまで高くはないものの出動件数は多いので、その分手当が加算されて結果的に給料がよかったりします。 昇任に関しても意欲があり、しっかりと昇任試験の勉強をするなら出世は可能だと思います。 またここは補足になりますが、救命士の専門は消防に必ず就職できるわけではないし、救命士の資格だけを持ったところで使い物にならないと回答される方がいます。これは半分正解で半分間違いです。今年の秋頃に国会で救命士法の改正案が議論されます。内容は救命士の活動範囲を救急現場から救急外来まで拡大するというものです。これにより、救急外来のみですが救命士の活躍が可能となります。そうなれば病院によっては消防より給料はいいところもあるので、消防をリタイアされて病院へ転職する方も出てくると思いますし、そうなれば消防の救命士の数が減る分外部から救命士を取るような動きにつながるかもしれません。また民間の救命士の養成校の選択肢としても増えるので今までと比べるとそこまで悪くはないと思います。 最後に自分の経験を書かせていただきます。私自身今3年制の救命士の養成校に通っていますが、4年制大学へ行けばよかったと思うことは一度もありませんでした。逆に大原などの公務員の専門に関しては迷った部分がありましたね。しかし、自分で決めた進路ですので責任を持って最後までやり切ろうと決めて頑張ってきました。また民間の養成校の場合、やはり大学専門学生となるので遊び呆けてしまう人も中にはいますが、強い志を持った仲間の集まりなのでいつもいい刺激をもらっています。そういう意味でも民間の養成校でよかったと今では思っていますよ。民間であれば就職できないかもしれないという人に言いたいですが、100人の集団がいれば全員がやる気ではありません口だけのやつも中にはいます。それらをまとめてみて民間はあまり就職できないと書かれがちですが、しっかり芯をもって対策している人は受かっていますよ。先輩方をみてきて実際にそうでした。
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消防について 消防も自治体により採用区分や隊を固定する専任制と救急、ポンプ、救助を交代で乗務するローテーション制の自治体があります。 採用について 大学に出ても大卒枠のない自治体では、専門や大学卒関係なく、経験が物をいいます。 逆に採用区分で大学卒があるところ(大都市の消防等)は大学卒の方が早く昇任試験を受けれたりします。 専門は高卒と同じ区分になる所が多いと思います。 救命士の資格 消防に入る前に救命士の資格を取るか否かについてですが、正直どちらでも良いと思います。先に資格を取れば最短2年半で救命士として活動出来ます。先に消防に入ると最低でも+年以上はかかります。都市部だと組織内で救命士の研修に行く為の選抜試験があったりするので、10年務めても救命士になれない人もいます。 先に資格を取る場合、専門の方が年数や学費は安いです。ただ、年数が短い分かなり勉強はハードだと思います。 大学の場合、勉強は大変ですが、ある程度のキャンパスライフを楽しんだり、人生を楽しむ時間はあります。 専門、大学両方に言えることは、資格を取っても確実に消防に入れるとは言えないことです。国家試験と並行して公務員試験の勉強も進めなければなりませんので大変ですし、採用されなかった時、救命士の資格を最大限活かせるのは現状消防だけ(病院でも活かせるよう法改正される予定)ですので、就職先にやや困るかも知れません。 個人的意見 正直、消防は高卒が1番!の時代は終わりました。早く現場に出たいなら高卒でいいですが、専門や大学で勉強したいならそっちの道に進むのも良いと思います。 高卒で消防に入って、大学に行きたいと思っても行けませんからね。 高卒でも公務員試験に落ちる人はいますし、高卒だろうが専門、大卒だろうが勉強しないと消防には入れません。
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救命救急士という資格は今のところ消防官・・言い換えれば消防官採用試験に合格して採用されなければ意味がありません。 つまり消防士を目指しているという前提で書かせていただくなら 大学も専門学校も無駄です。消防官以外で他に使い道がないのですから 結論は高卒で消防官採用試験の現役合格を目指す。これが一番です。 高卒だろうが大卒だろうが消防官(警察官でも同じですが)、採用されてしまえば高卒と大卒の区別はありません。昇任試験に合格するかどうかで昇任が決まります。大卒だから昇任が早いとか一切ありません。 次に、消防官となると消防や救急隊員として働くわけですが、消防隊として働く機会は年々減少しています。圧倒的に救急隊の仕事のほうが多いんです。事故、病気、けが・・タクシー代わりに使われるわけですから。 そのため、消防官として採用されてしばらく働くうちに、希望者の中から公費で救命救急士の資格を取得させてくれます。専門学校・大学で高い学費を払って取得しなくてもいいわけです。 さらにいえば、消防署勤務での職務は多岐にわたっており一生消防隊とか一生救急救命士ということはあり得ません。いろんな部署を異動しながら消防官としての役目を果たしていらっしゃるのが現実です。
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京都橘大学という所に、救命学科というのが存在します。 質問者様が関東在住の方なら難しいですが、 関西在住の方ならこの学校をオススメします。 専門学校のデメリットは、もしそのやりたかった事がわからなくなってしまった場合、身動きが取れなくなる事ですかね。大学に行っておけば、選択肢は広がりますよ。 専門から出ようが、大学から出ようが、息子さんの努力しだいで受かる落ちるは決まります
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