まず、質問文に書いてある話が、 「 ほとんど間違いなんです 」というのが、 ひとつの答えになってきます。 例外的に、ボイスサンプル等の録音を送って、 事務所側などに審査にするケースもあるのですが、 あまり、一般的じゃないし、少ないほうですよ。 その少ない例で、説明しておきますから。 2000年代に入ってからの、平成中盤以降の最近なら、 養成所などや、専門学校やスクール等のほうが、 この質問みたいに、よく知らない人には簡単に受けられるから、 フツーにどこかを受けるほうが、フツーだと考えてかまいません。 結局は、声優さんも、芸能人の 一種なのですから、 養成する場所や、スクール等があるのですから、 そこで学ぶほうがいいのですが、 そうやって、時間や金をかけるのが、イヤみたいに思うから、 ボイスサンプル等を送ればいいんだみたいに、 思い込む人も、出てきてしまったのでしょうね。 ボイスサンプル等で、審査してくれる事務所の例を書きます。 けっこう、名のある芸能事務所の1つで、 「 研音 」さんが少し前の年から、 声優部門も作ってきています。 尾崎由香さんなど、数名が声優部門での所属になります。 研音の所属審査を受けたい場合は、 研音は、付属養成所を持ってない事務所ですので、 直接に、ボイスサンプル等を送っての応募になっています。 実際に、いつでも受け付けるオーディションとして、 研音の、オーディションページに書かれています。 https://www.ken-on.co.jp/audition/voiceactors/ 声優として応募する場合、この募集ページの下に、 課題になる原稿の文書などもリンクされていますので、 それを録音して、研音に送って、審査してもらうわけです。 応募の書類、写真、自己PR動画(60秒)、 規定台本を読んだ音声の録音 (応募ページに付いてる)、 歌の録音、 これらを、研音さんに送れば、いつでも審査しています。 今はちょうど、「 81オーディション 」の、今年の開催分が、 募集受付期間なので、(5/20あたりの、約1ケ月後まで)、 81オーディションに応募する場合も、同じようにして、 書類、写真、歌や課題の台本の録音音声、 これらを提出して、審査されていきます。 同じような形だと、分かるはずです。 で、質問文のように、「こっちが良い」とか、 安易に考えてしまうのではなくて、逆に、 「これじゃあ、絶対に、落とされてしまうにちがいない」と、 すぐ気づくことが、大切なはずですよ。 現実に、研音さんなどに応募しても、大半の人が、 書類落ちにしかならないはずです。 たまたま、面接まで呼ばれても、そこで厳しく 審査もされて、落とされる可能性も高いでしょうね。 理由は、養成所の費用を取らない、無料育成の条件での、 「いきなり、新人所属やデビュー可能な人が前提」で、 募集してるオーディションだからです。 まあ、オスカーの「国民的美少女」のオーディションや、 ホリプロの、全国キャラバンで グランプリ(優勝)とれるとか、 そういう自信でもあるなら、どうぞということになります。 (実際、これらなら、地方からの応募でも、合格すれば、 東京に呼んでくれて、デビュー目指すわけですし) 81オーディションも、最上位の、グランプリ(優秀賞)なら、 養成所の無料特待生として、81からデビュー目指せます。 でも、何千人も応募して、1~2名しか、合格しないですし。 それくらい、厳しいというわけです。 2011年は、ホリプロが募集して、 田所あずさ さんが優勝したので、デビューしました。 その数年後、青二 と オスカー が組んで、 「美声女コンテスト」の全国公募もやっていました。 2010年代は、そういう時代だったわけです。 こういうのに応募するのも、書類や写真や、音声サンプル的な ものを提出して、審査していくわけです。 (オスカーと青二の、美声女コンテスト の場合は、 ホームページに、審査通過者の人の写真や音声も並べて、 一般投票で、票の多い人に、賞を出すような競争審査もあった) はっきり言って、質問文のように考えるのも無理があって、 音声サンプルなどだけで審査してもらうのは、 ものすごく、合格が難しいことになってしまうんです。 誤解が広まった原因の多くは、10年くらい前のアニメで、 「 バクマン。 」という作品があったのですが、 原作者さんなどが、考え違いをされていて、 事務所などに、ボイスサンプルを送るという話を、 作品中で書いてしまったりしていました。 実際、その頃も、この質問文みたいに、 バクマン。 を見て、質問書いてる人がいましたし。 原作者さんが間違えたのは、 マンガ家を目指す人の場合、自分の描いたマンガ原稿の作品を、 出版社に持ち込んだりして、採用されるかの審査を受けられます。 (これとは別に、マンガ賞みたいな、新人募集審査の場合もあるが) こういうのと同じみたいに、作者さんが誤解してたようです。 歌手デビューなどや、音楽アーティストデビューを目指す人も、 レコード会社や、音楽関係の事務所などに、 自分たちの、歌や演奏音楽を録音したりして、 デモテープを送ることで、審査してもらうのは多かったんです。 研音さんが、いつも募集状態で審査してるのも、同じ方法です。 (声優以外に、ずっと以前から、俳優女優さんやアーティスト関係も、 研音に書類や写真などや録音を送れば、審査されている) 音楽業界や、上の通り、出版関係などだったら、 サンプルの音や演奏などや、作品を提出しての審査もあるけど、 声優関係では、あまりやらないのを、間違えないほうがいいです。 1980年代や、1990年代以降になっての、最近の 30年間ほどなどは、 青二塾など、付属養成所を持つ声優事務所が多くなったし、 東京アナウンス学院(東放学園)、日本工学院など、 専門学校で、声優コースを作っている所もいくつかあるし、 1990年代なら、代々木アニメーション学院に行ったことのある 若手声優さんもわりといたりしたし、 2000年代に入ってくると、 AMG (アミューズメントメディア総合学院) で学んだ若手や新人の、 声優さんも、目立つようになってきました。 はっきり言って、養成所やスクール等を受けるほうが、 高校受験などや、大学受験などを受けるのと同じパターンだから、 フツーの人には、簡単なほうだと言っていいくらいです。 入ってからが大変なのは確かですが、きちんと、 お金払って教えてもらえばいいんだから、 そのほうが楽なはずですよ。 ボイスサンプル等の審査だけで通る人は、めったにいないから。 それに、ちゃんとしたサンプル音声を作る方法は、 いったい、どこで教わるつもりだったんでしょうか? 何も知らない人は、録音の方法だって、知らないはずですし。 つまり、質問文のように考えても、応募さえできませんから。 今ちょうど募集中の、81オーディション にしても、 上で少しかいた、 東京アナウンス学院(東放学園) や 日本工学院の生徒さんが、 グランプリ (優秀賞) で選ばれた年も、けっこうありますから。 日本工学院なら、江口拓也さんなど、 東京アナウンス学院だと、大久保瑠美さんなどが、 初期の 81オーディションの合格者ですし。 こういった、専門学校でも優秀生徒のレベルの人が、 競い合う世界だと言っていいくらいです。 質問文に書いてるみたいな、フツーの人は、無理ですよ。 いちおう、子供時代の段階で、 児童劇団や芸能事務所の子役さんしてた人とか、 音楽関係や、歌のレッスンを受けたことがある人で、 そこで教わった先生などに聞いてみて、 ボイスサンプル等も作れる人だったりなどなら、 大人になってからの、別な所属事務所を探すなどのために、 行きたい事務所に、ボイスサンプル審査などをしてもらう 場合はあると思いますけどね。 でも、これにしたって、子役さんの時に、 活躍してた人じゃないと、合格しないんですよ。 研音さんだと、福原遥さんも、声優部門に今は所属です。 子役さんの頃は、「まいんちゃん」でも有名でした。 最近の年には、「プリキュア」の声優もされてますし。 結局、児童劇団などで子役さんしてた人でも、 青二塾などの、声優養成所に入って、勉強しなおして、 新人声優デビューしてきてる人もいますからね。 だから、質問文は、間違えている話ですよと、 考えたほうがいいくらいなんです。
もちろん、ただ漠然と送るだけでは門前払いです。素人がただ聞いてくださいと言ったところで相手も暇じゃないので普通は断られます。一方的に送りつけても、聞かれることもなく捨てられます。聞いてもらえるための事前実績作りも必要ですし、交渉力もあらかじめ鍛えておく必要があります。 このようなケースでよく引き合いに出されるのが花江夏樹さんですが、花江さんは事前に知り合いの元声優の方に個人レッスンをつけてもらっており、全くの素人ではありませんでした。更に養成所もなく、新人もまだいない出来たばかりの新興事務所をターゲットにすることで、聞いてもらうための交渉のハードルを下げています。
なるほど:1
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