皆さんの回答でもう答えは出ていますね。②(4年制大学で必要科目を修めて卒業→大学院修士課程で必要科目を修めて修了)、即ちAルート一択です。 公認心理師目指す場合、志望者は①大学入試→②必要科目を履修するための学内選考試験)→③大学院入試→④公認心理師試験と4回ふるいにかけられます。最初が楽なほど、後がきつくなるという仕組みになっています。社会人が新規に目指す場合、④までクリアできるのは約20~30人に1人です。ですから、ご自分がまずその20~30人に1人に入れそうかどうかの見極めが、結構重要です。 具体的には:①が一番容易なのは、入試のない通信制大学で、公認心理師の、養成課程のある通信制大学は4校(放送大学、東京福祉大学、聖徳大学、京都橘大学)ありますが、放送大と東京福祉大は、②の学内選考が厳しいことが分かっています(放送大は選考試験で30人を選抜、東京福祉大はGPA≥3.0で該当者は100人中5~6人)。②は基本的に大学院入試や公認心理師試験に合格できる可能性の高い学生を選抜するものですので、放送大や東京福祉大の通信制で、②をクリアできた人は③もクリアできる可能性が高いですが、成績要件はGPA≧2.5と緩いけれど、実習先を自己開拓する必要のある聖徳大は、別の意味で②③のクリアが大変になっています。 通学制の大学にも、社会人入試はほぼ面接だけ、というところもありますが、一般入試を突破してきた同級生と同条件で、②でふるいにかけられると考えて下さい。 そもそも、働きながら通うことが前提の通信制大学は、卒業率がほぼ100%の通学制の大学に比べて、卒業すること自体が結構大変、ということも考えておかれた方が良いです。ちなみに、放送大の約40%、東京福祉大の約50%は、通信制大学としては破格に高い方です。国家資格を修得するためのコースは、通学制・通信制問わず、文科省が定めた修業目標に到達する必要がありますので、入った後の勉強はかなり大変です。4年で卒業しようと思ったら、働きながらの場合は、平日は1日2時間、週末はほぼまる1日を勉学にあててようやく、ぐらいが目安になります。 次に大学院入試ですが、そもそも大学院の定員は、通学制の心理学部・心理学科の場合、大学の定員のだいたい5~10%です。例えば平均的な偏差値の大学である立正大学の心理学部心療心理学科の場合、大学の定員が170人に対して、公認心理師養成課程のある大学院心理学研究科臨床心理学専攻の定員は10人。②で志願者が絞られていますので、実質的な院試の競争率は2倍程度と考えてよいです。入試科目は通常英語と心理学です。中には定員割れしており、受ければまず入れる大学院もありますが、そうした大学院は、④の合格率が非常に低いことが稀でなく、少なくとも臨床心理士の時代には、何回受けても合格できないという方が一定程度おられましたので、その点は要注意です。 大学院は、公認心理師養成課程のある通信制大学院が2校(東京福祉大学と佛教大学)ありますが、いずれも3年制で、かつ計450時間の実習時間をこなすために、かなりの時間数をキャンパスまたは実習先に通う必要がありますので、1)大学院が自宅(または職場)から通える範囲にある、2)現在職に就いていないか、職場が非常に理解がある、の2つの条件を満たさない限り、現実的な選択とは言えません。大学院はよほどのことがない限り、通学制を選んだ方がよいでしょう。 と厳しいことを書いてきましたが、でも既にEルートで、通信制大学→公認心理師養成課程のある大学院で、今年4月に公認心理師になる人は、少数ですが出ているのですよね。ですから、質問者様の覚悟と基礎学力次第だと思います。基礎学力は、偏差値50の大学で、4年間上位10%以内を維持できる程度が目安です。頑張ってください。
なるほど:1
公認心理師はかなり最近に厚生労働省が設定した国家資格でかなり現在未知数なんですが、国家資格なのでこれからは根付いて行くものと思われます。病院などでカウンセリングが中心と思われるんですが、日本では医学的な判断は医師しか行えませんから、心理学的知識を基に患者の立場に立ってカウンセリングとなると思います。そのため専門性はかなり高くなっていきます。あまりまだ先輩と言うのがいませんが、大学院に行くのが普通になると思います。また大学院とか専門職大学院とは専門の研究が前提になります。専門の研究とは文献を読む事です。またそれは英語の文献を含みます。そういう事で大学院に行くのが普通になるだろうと思います。
これから大学に入り直すということですかね? その前提で話を進めると、たぶん①は認識が間違ってる気がします。①はFルートを想定されてるのだと思いますが、これは「これから大学に入る人」には適用されません。 また、「指定された機関」は極端に少ないので、実質的には不可能な選択肢と考えられます。D以降のルートは経過措置なので、正規ルートじゃないと思った方がいいです。 ご質問の意図を汲めば消去法的に②となりますが、私は積極的に②をおすすめます。心理士業務のほとんどはかなり知識を必要とします。大学で少し心理学を学んで現場にでるというのは、狂気の沙汰だと私は思います。 大学院まで行って知識とスキルを蓄えてから、実地に出るのがご自身の心理士人生のためにも、クライアントのためにも良いと思います。
なるほど:1
①正確には公認心理師のBルート(学部課程で修得しないといけない科目を全て取り卒業、その後指定された施設で2年以上の研修を受ければ受験資格を得られる)になりますが、このルートは指定された施設が殆どないのが現状です。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000210738.html 一応9箇所指定されてますが、リストのうち1と3(法務省と裁判所)は、事実上職員向けの施設となるため、残りの7箇所で空きがなければ研修すら受けられない形になります。また臨床心理士は医師(ただし心理臨床経験2年以上が必要)を除くと、認定された大学院の修士課程を修了しないと、受験資格すら発生しないため、まずあり得ません。 ②Aルート(学部課程で修得しないといけない科目を全て取って卒業、その後修士課程で修得しないといけない科目を全て取って修了すれば受験資格を得られる)と呼ばれるものですが、これが基本のルートとなります。 まとめ ①のBルートは研修施設の空きがでるか増えるか、もしくは法務省、裁判所職員になる(いうまでもなく国家公務員試験・裁判所職員試験の該当区分で合格しないとダメ)しか方法がないため、現状では②のAルートがオススメと言わざるを得ない。
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