退職に伴う賞与査定の低下について

Question

退職に伴う賞与査定の低下について12/20に賞与が支給されます。算定期日は４月～９月までで、その間の勤務成績に問題はありませんでした。１０月下旬に12/20付けでの退職を申し出ました。
そうしたところ賞与は支給されるものの、人事評価が最低ランクのさらに下とされ支給額が大幅に減らされました。
人事評価は上司２名が一次的な評価をしたのち、更に上層部が最終評価を決める方法であり、上司２名は私の評価を５段階中の中間としました。

退職に関しては特に問題を起こしたとかではなく、どちらかと言えば円満退社であります。

賞与は今後の活躍に対する期待値も含まれていることは理解しており、賞与支給日での退職は多少の減額は仕方ないと思いつつも、事前に社内に対し通知されている５段階評価それぞれに対する支給率のランク表にも記載のない最低ランク以下の支給率とされたことにショックであります。
このような場合、この評価は不当であるとして会社に対しその差額の支払いを求めることはできるでしょうか？

Answer 1

判例＜ベネッセコーポレーション事件（東京地裁 平8.6.28判決）＞によると退職予定を理由とした賞与の減額には合理的理由が認められるものの、その減額率は20％以内にとどめるべきだとされています。