大学・高専卒の実務経験が一級建築士試験の受験に必要なくなり、一級建築士になるには合格後でも実務経験がよくなったのは、一つは建築士のなり手が少なくなったことにあると聞いています。 特に構造一級建築士の人手不足は深刻で、このままでは建築実務に影響するとみられており、一級建築士のなり手を増やそうとしています。その意味で、大学院在学中に取ることは、いいことですし、目指す人も多くなると思います。 ただ基礎知識がないと、おそらく試験問題はチンプンカンプンです。大学の授業を真面目に受けて、建築士試験も意識しながら知識を増やすべきでしょう。それには一級建築士の過去問も見ながら勉強するといいと思います。それで授業で足りないところは自習して、穴をなくす。一級建築士試験の学科試験は過去問ベースの問題が7割と言われており、合格基準も90÷125で72パーセントなので、過去問を完璧に仕上げれば合格する確率がかなり高いです。その意味で過去問の研究は重要です。 私は社内で建築士の受験の面倒を見ていますが、建築士の計画、環境、法規、構造、施工の5科目うち、私の生徒で一番弱いのは環境ですね。学校で勉強したことがあるか聞いて見ると、ないということ。建築環境の分野は、熱力学や移動現象論などの工学基礎をしっかり理解しないと、丸暗記の受験勉強になってしまい、正答率も上がらないですし、それより技術者としての資質が?です。 計画は、建築雑誌を見ながら、興味を持った建築家、過去問に登場した建築家のスクラップブックを作って見るとか、はば広く知識を吸収する必要があります。 構造、法規、施工は一通り学習したあと、穴をなくすようにすればいいと思います。 予備校は高いし会社に入ってから、予備校の費用を見てくれる会社もあるでしょうから、まずはご自身で勉強したらどうでしょうか?建築の基礎の勉強が一通り終わる4年生になって、建築士試験の勉強がどうしても独学だと落ち着かないのなら、10万円前後のアプリもあるみたいですから、初回受験までそれを使うのも手でだと思います。
建築学科の四年生大学に行けば、大学院1年目で受験できるように、昨年から制度が変わりました。 私は大学院はおすすめだと思います。そもそも大手で設計を目指すと、募集要件が大学院卒ですし。
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